ヴォレー航空
ゔぉれーこうくう
基本的にヴォレー航空は以下の二作品にしか登場しないが、物語のキーワードとなるものであり、次回作や次々回作にも大きく影響してくる。ここでは「ファイナル・デスティネーション」、「ファイナル・デッド・ブリッジ」に登場した180便について詳しく解説する。
注意！本記事には「ファイナル・デスティネーション」のオープニング、そして、「ファイナル・デッド・ブリッヂ」のラストのネタバレを含みます。それでもいいんですね？
ヴォレー航空180便空中爆発事故
アメリカの政府専用機に似たかも多いと思うであろう。
こちらの塗装は完全オリジナルで、フランスの色が入った帯に、「Volée」という文字が機体の側面に書かれている。
一応外から見ると綺麗に見えるが、実際のところ塗装も剝げており、一部のところが故障していたりする。
ジョン・F・ケネディ空港にて待機しており、夜の雨の中離陸しようと考えている。
そして空港を離陸した後、突然の大爆発が起こり機体諸共吹っ飛んだ挙句、乗員乗客全員が犠牲となってしまった…に思えたが、アレックス・ブラウニングとクレア・リバースらの生徒たちは、「この飛行機は落ちるんだ！」とパニック起こしたとみなされ、180便から締め出されており、彼らだけがの唯一の生存者となる。
その真相は、第一作のとあるシーンで明かされる。
そもそも、ヴォレー航空180便自体は修理が不完全であったため、重大な欠陥を抱えたままジョン・F・ケネディ空港を離陸してしまったのだ。
事故原因は老朽化したシリコン絶縁体がショート、その火花が客席の上に設置されていた燃料タンクに次々に引火したことが原因と判明する。
もっと的確な整備と修理が済んでいなければ、主人公たちは安全に修学旅行に行けていたはずだ。
この事故は紛れもなく「トランスワールド航空800便」が元になっており、ニュース報道の一部の映像が使われている。
それだけでなく、この事故自体がTWA800便の墜落事故が元になっているため、非常に墜落の仕方が似ている。
実際に映画で流れたニュースの報道のセリフ
英語版
「You are looking at the first piece of debris to wash ashore from Volee Air Flight 180, which erupted shortly after a 9:25 pm takeoff from John F. Kennedy airport in New York. There are no known survivors. However, Coast Guard and naval search and rescue efforts are continuing at this moment, even as jet fuel burns on the ocean's surface. Authorities are pessimistic about the possibility of finding anyone alive from the ill-fated flight. All 287 passengers are feared dead. Amongst the travelers, a class of forty students and four teachers from Mount Abraham High School in southeast New York en route to Paris on a field trip. There are reports several students were removed from the aircraft moments before departure, however, investigators remain guarded about the specifics of this incident. Authorities from the National Transportation and Safety Board and the Federal Bureau of Investigation have arrived at JFK to begin the initial investigation. Eyewitnesses at the airport, as well as on Long Island, report seeing the plane explode.」
日本語版
「これはニューヨークのジョン・F・ケネディ空港を午後9時25分に離陸した直後に発生したヴォレー航空180便の残骸の最初の海岸への打ち上げです。
生存者はまだ確認されていません。
しかし、ジェット燃料が海面で燃えているにもかかわらず、沿岸警備隊と海軍による捜索救助活動が現在も続いています。
当局は、この不運なフライトで生存者が見つかる可能性について悲観的です。
調べたところによりますと、乗客287人全員が死亡したとみられています。
乗客の中には、ニューヨーク南東部のマウント・エイブラハム高校の40人の生徒と4人の教師がパリへの校外学習の途中にいました。
出発の直前に数人の生徒が飛行機から降ろされたとの報告がありますが、捜査官はこの事件の詳細について慎重な姿勢を保っています。
国家運輸安全委員会と連邦捜査局の当局がJFKに到着し、初期調査を開始しています。
また、空港とロングアイランドの目撃者は、飛行機が爆発するのを見たと報告しています。」
この先、「ファイナル・デッド・ブリッジ」のネタバレあり。
そう、そのまさかである。
そもそも、第五作自体が第一作と同じ時代であるため、「2000年3月15日」を見てピンときたら、もう嫌な予感しかしないだろう。
そう、第一作の始めは第五作のラストへと繋がっており、そのままの出来事が再現されている。
つまり、その飛行機に搭乗していたサムとモリーはその場で死亡した。
