概要
声:中尾衣里
当初はイクトがあむの部屋へやって来た翌日に、あむの前に謎の少年として現れる。不思議な言動が多く、ぼんやりしているかと思えば現実的な発言をし、掴み所が無い。
実は、イースター社の会長を務めていた少年。社員達には「御前」と呼ばれている。イクト曰く「イースター社で一番偉い人間」で、極一部の社員だけが御簾越しに面会を許されているものの、その際もボイスチェンジャーで声(CV:飯塚昭三)を変え、徹底してその姿を隠している。価値あるものだけを愛し、無価値と無能を嫌う。社員達は御前にエンブリオを差し出すことができれば出世コースが約束されているが、失敗続きの者は容赦なく切り捨てられる。
綺麗な小石を集めていて、「御前の間」と隠し扉でつながった部屋には輝石・宝石のコレクションが壁一面に飾られている。エンブリオを加えてコレクションを完璧にすべく、イースター社をあげてエンブリオを探させている。
実は専務・星名一臣の孫で、物心つく前に両親と祖母(一臣の妻)を交通事故で亡くした。以来一臣に「息子の代わりにイースター社の頂点に立つ人間に育て上げる」と、幼少時から難しい学問などを勉強してきた。さらに常に「御前」として扱われてきたため、唯一の血縁者・一臣にすら甘えることができず、泣くことを禁じられて育ってきたために自分のこころのたまごを失い、自分の心の中の隙間を埋めようと石を集めていた。
最終的にあむに諭されて、自分が本当に求めていたものを知ったことでこころのたまごを取り戻した。その後は一臣の取り計らいで、会長職を退き「普通の子供」としての生活を送るため聖夜学園に入学し、一臣と一緒にDVDを見たりするなど、普通の子供の生活を楽しんでいる様子。またアニメ第3期では、りっかと共にガーディアン見習いになり最終話では卒業式の前日の41時間と3分前にしゅごたまが生まれ、Kチェアに内定する(しゅごキャラは生まれなかった)。