概要
CV:伊藤タカユキ(伊集院茂夫、流川隆雄と兼役)
拷問ソムリエシリーズのメインキャラ・流川隆雄の幼馴染。
流川より4つ年が離れており兄弟のように接しており、流川のことを「タカ兄」と呼ぶ。
花宝町を捜査していた流川と偶然再会する。
流川と再会した数日後の夜に強盗目的で襲った犯人たちに家族を殺されてしまった(義男自身は大学とバイトの帰りだったため犯人たちと遭遇することはなかった)。絶望する中、家族を殺した犯人がいったい誰なのか知りたいという気持ちを流川に漏らすと流川の勧めで伍代から情報を貰うために接触、犯人たちを知ることとなった。犯人たちは何かしら体が不自由な者がいる家を狙う醜悪な強盗殺人を重ねており、義男の家を狙ったのは義男の父が足が不自由だったため。義男の父は薄れゆく意識の中、目の前で妻を殺され挙句目の前で娘である妹・ルミを凌辱され絞殺されるという地獄の光景を見ながら息絶えたというものだった。当然、義男は激怒。犯人を殺すと息巻くものの伍代に「死にに行くだけだ」と止められる。
実は義男は本来、今の家族との血のつながりはなく三島家は養子として義男を迎え入れてくれた家族だった。危険と承知してでも「(本来は天涯孤独だった自分を養子として受け入れ、愛してくれた)家族の仇を取りたい」という慟哭を漏らすと流川に「なら伊集院先生にその思いをぶつけて」と促され、養父がプレゼントとして用意してくれていた形見のスーツを身に着け依頼を持ち込む(そのスーツは犯人たちが吹かした煙草の灰皿代わりにされて穴が開いていた)。
依頼完遂後、墓参りしていたところに流川が報告しに行ったときには形見のスーツは「形見だから」と修繕していた。そして「これで前に進むことができる」と流川に笑顔で礼を言うのだった。
余談
彼が出てくる話は流川メインの話で、ナレーションは流川が担当している。
義理とは言え、大切な家族を理不尽な理由で奪われた義男だったが、奇しくも、彼が兄のように慕っていた流川も大切な家族を理不尽な理由で殺害されてしまったと言う共通点があった。伍代に止められ、流川に諭されて伊集院に家族の復讐を託す事になったが、もしかしたら、彼も流川のように伊集院のもとで拷問ソムリエの助手と言う修羅と道を歩む事になっていたのかもしれない(もっとも、流川は義男が自分と同じ道を歩む事は望んでいなかっただろう)。
幼なじみが自分と同じ境遇に遭った事と、流川も彼の家族を大切に思っていた事から、流川も今回の外道には怒りを露わにしており、いつもなら拷問の最後に伊集院が強烈な圧をかけるシーンで、流川もまた外道へ義男とその家族、そして自身の恨みの言葉をぶつけている。