暴走族を描いた漫画、『疾風(かぜ)伝説 特攻の拓(ぶっこみのたく)』の有名な1コマ。
吹き出しの“”の部分の言葉を入れ替えてネタにされていることが多い。
特徴的なこのルビは初出の時に振られたものだがその後にこの言い回しが使われる際には「踊る」が普通に「おどる」になっている。
族の漫画だけに無謀な暴走の果てに、と思いきや…
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経緯
横浜の他の族を潰すことを目論む「魍魎」の頭領、一条武丸はかねてより因縁のあった「爆音小僧」に目をつけ、あちこちでその団員をボゴしていった。(誤字にあらず)
これに怒り心頭の爆音小僧の頭、鮎川真里(まさと、通称マー坊)はこちらから乗り込んでやろうと魍魎のたまり場に向けて走っていたが、そんな彼を後ろから追う者が。
他でもない、武丸本人が後ろからツルハシを道路でギャリギャリいわせながら追ってきていた。
そのまま仕掛けられ、なし崩しに国道一号線路上でおっ始める二人。
抗争以前から右腕を骨折していながら構わずケンカを売っていた武丸はマー坊に押されるが、「キレた」武丸は折れた右腕でぶん殴るなどの無双状態に。
そしてツルハシを振り上げる武丸(念のため言っておきますが、作中でもこんなことを躊躇なくやろうとする人はこの人ぐらいです)。
と、その時、反対車線から突然トレーラーが武丸に向かって暴走してきた。それに対し武丸、フロントに向かってツルハシで殴りかかるがそのまま体を持って行かれて荷台がへこむぐらいの衝撃で激突して動かなくなった。
時間は少し遡る。「夜叉神」の総会長の鰐淵春樹が車で走っていたところ、中の人を知ってか知らずか後ろから煽ってくるバイクが二台。
そのケンカを買ってバイク相手に全く寄せ付けない爆走をしていたが段々うざったくなってきた鰐淵、進路を塞ぐようにドリフトをかました。
それにビビったバイクが避けたところにトレーラーが。突然飛び出してきたバイクに泡食ったトレーラーの運ちゃんが急ハンドルを切ったところ反対車線へ飛び出してしまう。そして何故かそこにはツルハシを持った少年が。
「俺は単車はおろか…コンテナとも接触すらしてねえんだぜ…
“事故”る奴は…“不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまったんだよ…」
トレーラーが事故ったのを悟った同乗者に対し鰐淵はそう言い、その場を後にした。その踊ったのが武丸とは知る由もなく。
救急車に搬送されようとする武丸をなかば呆然と見守るマー坊ら。さしもの武丸でもこれでは…
と思いきや担架から身を起こした武丸、「“マサト”ォ…てめー…“ハラワタ”引きずりだしてその口に突っこんでやっからよォ…」とまだまだやる気だった。
それでも重傷には違いなく、そのまま病院へ搬送されていった。
かくしてこの抗争はこの一件をもって沈静化するが二人の因縁はこの後も続いていくことになる。
その後
ほんの少し時は流れ、今度は鰐淵が半村誠の追悼集会を企画、1年ぶりにエンジンに火を入れた伝説のマシン、Z1000Jローソンレプリカ、通称「ジェイソン」を引っさげて追悼集会はスタートするが、警察の妨害とや湘南から来た暴走族の乱入、夜叉神の内部で乱闘する展開となってしまう、一時は鰐淵の一声で鎮静化するが、今度は警察の「族止め」と朧童幽霊(ロードスペクター)の乱入があったが、そこに突如現れた暴走パトカーが突っ込んで族止めの壁を開けたことで、マー坊・鰐淵と榊龍也の単車勝負の三つ巴バトルとなる。
3台の単車勝負に、「暴走族は”蟲”(むし)」と目の敵にし、職務を逸脱して自身の運転するパトカーを破壊してまで暴走する第一交通機動隊の黒田芳巳の運転するパトカー(上記の族止めに突っ込んだパトカーもそれ)が追跡し、衝撃で外れたタイヤがジェイソンに直撃して転倒、ジェイソンは飛ばされた末に炎上し、鰐淵も左腕を全体にわたって負傷する大怪我を負った。そして、先を行く二人を見ながら「ちっ・・・・踊(オド)っちまったかよ・・・・? “不運”(ハードラック)とよ・・・・」と呟きながら、今度は自分が踊ってしまう立場になってしまった。
直後に我に返った黒田に気づき制裁を加えようとするが、そこから聞こえた黒田の身を案ずる同僚の警察無線から手を出すのをやめてその場を後にし、この場にいない誠に対して「”死”は”命”の”残骸” そ-なんだな・・?」と問いかけている。
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ゾンビランドサガ:10話でこのセリフが使用された