九楽あすか
くらくあすか
身長 | 155cm |
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体重 | 42kg |
年齢 | 中学2年生/14歳(「あすか組」最終話で15歳の誕生日を迎える) |
演者:小高恵美(TVドラマ)
演者:つみきみほ(映画)
CV:鶴ひろみ(OVA1、OVA2)
CV:手塚ちはる(ドラマCD1、2)
CV:緒方恵美(ドラマCD外伝)
元・全中裏十人衆・側近“左”(悪) 。
元・西区裏番。
横浜の暴走族「シルバーゴースト」の二代目マスコットにされているが、本人は認めていない。
一度見たら忘れられないタイプの美少女。好きな歌手は山口百恵で、髪型も真似ている。
ペットはカラスのハヤト。元は十人衆・紅のお気に入りだったが、返り討ちにした後で保護してペットにした。
武器はブラックジャック(砂を詰めた革袋)、後に両親から贈られた金貨を改造したチェーン。輪ゴムと飴玉で即席のパチンコを作り、セロテープだけで相手を無力化するなど、戦闘力は高い。
両耳に真珠のピアスをしている。それぞれ片方ずつ、祖父とひばりから贈られたもの。
父・昨造と母・今日子には深く愛されており、同時に心配もされている。
政財界の重鎮・篠原余一郎は母方の祖父であり、あすかは「おじじ」と呼び、唯一忌憚なく接する。
口調は荒いものの、よくない人に絡まれている少女を助けたり、いじめられっ子の同級生ときちんと向き合って会話するなど、随所に人格が見える。たいていの人間には強気だが、自殺未遂後に影響を受けたヨーコにだけは弱いところを見せる。
小学校までは絵に描いたようなお嬢様で、少女趣味に飾られた自室でぬいぐるみに話しかけるくらいに無邪気だった。
クラスでは学級長として活動し、明朗かつ利発で可愛らしい優等生だったが、中学に入学してしばらくしてクラスメートの嫉妬から壮絶なイジメに会い、教師も見て見ぬふりをした事から「正義の味方なんていない」と絶望し、手首を切り自殺を試みるが失敗。
入院して治療するが、恐怖から退院を拒み「外に出したら死んでやる」と荒れる。しかし病院で知り合った妊婦・佐伯の出産に立ち会い、自分が捨てようとした命は簡単に捨てられるものではないと知って涙を流した。
「命と力を思い出せ」という祖父の言葉を胸に刻み、退院後は髪を短く切る。そして今まで両親に守られてきた自分の「生きる力」を確かめる為、夜の街で不良少女を相手に喧嘩を繰り返し、痛みを乗り越えてシビアで硬派な性格になった。
一方で退院後も登校できずにフェンスの外から様子をうかがっては嘔吐するなど、イジメはトラウマとなって彼女を苦しめ続けた。
この頃ヨーコと出会い、共に行動する中で彼女を信頼するが、厭世をつのらせた彼女に利用された上突き放されてしまう。
一時的に盲目になるほどのショックを受けるあすかだったが、ピンチに陥った所を前・西区表番に助けられ、当時横暴を極めていた十人衆・紅への対抗馬として推挙される。
そこでひばりと先代“左”「薔薇の宮」に認められ、当代“左”に就任。紅に代わり西区裏番となり、西区を預かった。
自分の心の寂しさを見抜いたひばりに依存しつつ荒れた生き方をするあすかに対し、祖父は「誰がおまえの傷の肩代わりをしているかを知れ」と諭した。両親を悲しませ、また抗争に巻き込まない為、ある事件で責任を取るという形で全中裏を抜けたが、以後も絶大なカリスマを誇る。
その後彼女が西区の兵隊(ベイビー・チック)を動かした事で、制裁として刺客が送られる事になるが、次々とそれを撃退。しかしそれすらひばりは楽しんでいる様子を見せ、その動向を見守っている。