予襲復讐
よしゅうふくしゅう
前作『ぶっ生き返す』より6年ぶりとなるアルバム。
アルバム発売の発表については、2013年6月1日から6月2日の2日間にわたり放送された、ニコニコ生放送の特集番組『マキシマム ザ ホルモン生出演『6年ぶりの「アレ」お披露目会!』』にて発表されることが示唆されたが、実際に発表されたのは6年ぶりに事務所より発見されたグッズのプレゼントの詳細であった。その特集の終了直後から、「真の6年ぶりの『アレ』」として新曲「え・い・り・あ・ん」のPVの視聴が開始され、その動画の最後に本作の発売が告知された。アルバムの詳細についてはPVの視聴期間終了と同時に発表された。
本作は全15曲収録と、バンド史上最多の楽曲収録数である。初回特典等はないが、全156ページに及ぶ「予襲復讐」解説本付き特別パッケージとなっており、マキシマムザ亮君の脚本・製作総指揮によるマンガ5作品や、マキシマムザ亮君による対談式全15曲楽曲解説が収録されている。
裏ジャケットイラストはアルバム恒例の漫☆画太郎の描き下ろし。今作を店頭で購入する際に裏ジャケットを店員に見えるようにしてレジに出すと、先着特典として「漫☆画太郎 ババアステッカー」がもらえる店頭企画が行われた。値段は¥2,889("ツバ吐き"価格)。
また本作はメンバーの意向により、配信・レンタル全面禁止の措置がとられている。例外として、DAMとJOYSOUNDでのカラオケ配信が原曲のまま行われている。
チャート最高順位
週間1位(3週連続、オリコン)
2013年7月度月間4位(オリコン)
2013年8月度月間1位(オリコン)
2013年度年間15位(オリコン)
2014年度年間184位(オリコン)
2015年度年間474位(オリコン)
2017年度年間733位(オリコン)
週間1位(3週連続、Billboard JAPAN Top Albums)
登場回数181回(オリコン)
全作詞・作曲: マキシマムザ亮君(特記以外)、全編曲: マキシマム ザ ホルモン
1.予襲復讐
MVがあり、2013年7月26日から無期限で公開された。
2014頃からライブ演奏を封印しており、後に行われたホルモンフランチャイズイベントでも生演奏を拒否した。理由は「本気でやらないと嘘になっちゃうから」。
2.鬱くしきOP~月の爆撃機~
次曲への繋ぎの役割をもつSE。曲はTHE BLUE HEARTSの「月の爆撃機」のカバーであり、カバー楽曲の収録は6thシングル「ざわ…ざわ…ざ‥ざわ……ざわ」以来となる。
3.鬱くしき人々のうた
9thシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011〜2011」1曲目。
元々この曲は亮君がホルモンを辞めて一人で歌う予定だった。
4.便所サンダルダンス
日本クラフトフーズ「Stride」CMソング(イントロのみ)。
映画『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』応援テーマソングで、日本公開における予告編のBGMとして使用された。
マキシマムザ亮君が愛用するV.I.Cニシベケミカル製の便所サンダルについて歌われている。
「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011〜2011」の制作時にレコーディングされたが収録されず、本作で初出となった。
5.中2 ザ ビーム
6.「F」
8thシングル「爪爪爪/「F」」収録曲。アルバムバージョンであり、ミックスの変更はないが、イントロのカウントがカットされている。漫画『ドラゴンボール』の原作者の鳥山明が、自身の娘と一緒にマキシマム ザ ホルモンのライブに足を運んでくれたことに対する亮君の喜びがアルバムのブックレットに綴られている。
7.爪爪爪
8thシングル「爪爪爪/「F」」収録曲。本作ではアルバムバージョンとなっており、曲の一部に2009年4月28日に東京JCBホールで行われた『“爪爪爪 出張 裏 FINAL”TOUR〜上原太デブちゃうやん!〜 -SECRET-』という新聞以外一切告知無しのライブの音源が使用されている。理由としてマキシマムザ亮君は「このライブをやったことすら知らない奴が居るから」としている。
8.ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~
9.アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
サブタイトルの「スヲミンツホケレイロミフエホ」とは、ファミリーコンピュータ用ゲーム『コナミワイワイワールド』において、使用するとすべてのキャラクターが使用可能となるパスワードのことである。
10.え・い・り・あ・ん
本作発売に先駆けPVが公開された。PVはサジェスト機能(予測変換)を用い、マキシマムザ亮君が考えた数十個に及ぶ予測変換ワードの中から「当たり」サイトを探すという企画であった。
11.my girl9thシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011〜2011」3曲目。ミックス等に変化はないが、アウトロのMCがカットされている。
12.メス豚のケツにビンタ(キックも)
13.ビューティー殺シアム
14.maximum the hormone
9thシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011〜2011」2曲目のアルバムバージョン。PVに近い形になっており、観客の声が追加されている。
15.恋のスペルマ