CV/小西克幸
概要
迷宮ブラックカンパニーの主人公。物語開始時点の年齢は24歳。元々はセレブプロニートとして悠々自適な生活を送っていたが、ある時異世界アムリアに転移してしまう。
人物
異世界ブラック企業「ライザッハ鉱業」に勤め（させられ）ている元セレブプロニートの青年。
周囲に飛び散るような髪型が特徴的で片目が隠れている。
基本的に天上天下唯我独尊を貫く傲岸不遜な性格だが、明晰な頭脳を最大限活かし、目的を必ず現実とする為の地道な努力を惜しまないなど、決して口先だけの男ではなく自身の言葉は必ず行動によって証明する。
楽して生活する為地道に努力した結果都内にマンションを3つも建て、その最上階からあくせく働く一般人を見下ろし愉悦に浸るイイ性格をしている。しかし、突如異世界に転移させられブラック企業の社畜へと転落する理不尽な目にあっている。
目的のためなら手段を選ばない卑劣な男で、仲間からの評価は「外道」。しかし弱者を嫌うが、それは弱者でいることに甘んじる者を侮蔑し、己の力で未来をつかもうとする強い意思の裏返しでもあり、その一本芯が通った部分は味方からも信頼されている。力や金を持つとすぐに調子に乗るが、基本的にその後すぐ大きく失敗する。異世界人であるため、魔力を扱う臓器「魔臓(まぞう)」を持たず戦闘能力は貧弱となっている。
詳しい過去は不明だが、幼少期は母親と共に裕福な家庭の者達に蔑まれた過去を持つことが示唆され、それらが上述の人格形成に繋がっている。
経歴
転移直後はその時の唯一の所持品であり財産であるスマホを担保に1000万G(ギリー)を金融屋から借りるも、充電切れとなったことで詐欺師扱いされた末にブラック企業である「ライザッハ鉱業」に就職する羽目になった。その後は不衛生な労働環境に怒りを覚え、同僚のワニベを抱き込んだ末に偶然見つけた隠し通路から迷宮の地下3層にて魔石の発掘を行うも、その途中で迷宮の主であるリムに襲われるが、人間よりも美味な食事の提供(と提供出来なかった場合はキンジを食べても良い)という条件でリムと用心棒の契約を交わす。その後、同僚のワニベをそそのかし、魔物のリムを舌先三寸で丸め込み、迷宮アリに襲われた際には言葉巧みに彼らを扇動して、支配下に置くことに成功する。そして手勢をまとめあげて「迷宮ブラックカンパニー」を結成し、ライザッハ鉱業を乗っ取るため暗躍を開始する。迷宮の謎の装置で未来のアムリアに飛ばされた際には、そこで魔王から世界崩壊の真実を聞く。日本への帰還の道も示されたが、己の意思でアムリアに帰ることを決意し、ベルザ･シューバッハよりも早く遺跡の力を手にして、世界を己の手に入れることを目論む。
デトモルド魔鉱遺跡を攻略後は、その遺跡の力を手にし、破竹の勢いで成り上がる。策謀によってベルザも降し、ライザッハ鉱業も掌中に収めるが、その後、謎の男の襲撃によって過去のアムリアに飛ばされる。過去の世界では記憶喪失となり、今までとは打って変わって気弱で品行方正な青年となる。そしてグローリーの在り方に心を痛め、弱者を救済し、自立をうながすための組織「迷宮ホワイトカンパニー」を結成する。
自分が楽する為にあくどい事を考え、最終的に失敗して制裁を受ける姿に両津勘吉を連想する人もいるとか。
関連タグ
両津勘吉:思考回路が拝金主義であることや、偽悪的な態度の裏には人情を持つなど、共通点が多い。
ペンギン(テイコウペンギン):ブラック企業の社員にして常に抵抗意識を燃やしているキャラ繋がり。
カミナ:中の人が一緒にして容姿が似ている。
