五蓋

ごがい

悟りへの妨げとなる心の中に存在する5つの負の感情。

概要

仏教における瞑想修行の障害となる5つの煩悩、即ち貪欲(欲望)・瞋恚(怒り)・惛沈/睡眠(眠気)・掉挙/悪作(後悔)・疑(疑い)のことを言う。

坐禅を組む際にはまずこの五蓋を取り除くことから始まる。

節分で追い払う鬼も「五蓋」をルーツとしており、赤鬼が「貪欲」、青鬼が「瞋恚」、黄鬼が「掉挙/悪作」、緑鬼が「惛沈/睡眠」、黒鬼が「疑」を表している。

関連項目

煩悩　鬼　悟り　出家