概要
釈迦の没後、火葬され残った遺骨と遺灰の総称。種類としては釈迦の遺骨を真仏舎利、経典や遺骨に見立てた宝石や貴石を仏舎利と分ける事もある。
仏舎利塔
後にその仏舎利を分割された後にまつったものを仏舎利塔(仏塔)という。
あちこちに存在するが、仏舎利は当然限られた数しかない為、分割に次ぐ分割や経典・宝石等を仏舎利として扱いまつっているのが殆どである(日本では戦後にインドから渡った真仏舎利があるのは3ヶ所のみ)。
白い半球ドーム型の建造物が多く、4つの方角に合わせて釈迦如来像があり、生誕(天上天下唯我独尊の逸話で有名な姿)から悟りを開いた姿、そして入滅の生涯を像で表現している事が多い。特に西は涅槃(入滅)に入った釈迦(涅槃像)が据えられている事が多く、北に頭を向け西を向いて横になっている姿(弟子や信徒が釈迦の死を嘆き悲しむ姿もある)となっている。
目的として日本においては仏教としての平和を願う塔として建立される事が多い。