概要
じん(自然の敵P)による楽曲シリーズカゲロウプロジェクトに登場するキャラクター如月シンタローと九ノ瀬遥の腐向けカップリング。
同じ高校へ通う後輩先輩の仲であり、お互いの同級生である榎本貴音と楯山文乃を含めた4人でのグループ行動がMVで散見されることから、それなりの交流があったと当初推測されてきた。実際に二人の交流が台詞付きで描かれるようになったのは、カゲロウプロジェクトが開始した2012年から2年後に発行された、小説版「カゲロウデイズV -the deceiving-」(2014)からである。
遥とコノハ
つまり如月シンタローとコノハの学生時代であり、後輩×先輩にあたるが、コノハと遥は別人格であることがアニメ版メカクシティアクターズ(2014)での二人の会話で仄めかされ、小説版カゲロウデイⅥ(2015)でのシンタローのモノローグにより明言されている。そのためシンコノとの区別が必要である。
二次創作の変化
- コノハと遥が別人格であることが明確に描写されるメカクシティアクターズact7まで、2人は「記憶喪失状態の同一人物」であると解釈されることが多く、過去の二次創作でもそうした設定を前提として描かれたものがある。
- キャラクターデザインを手がけるしづ氏もこの設定は知らなかった模様である。(参照:しづ氏のtumblr・2015年4月19日付けのコノハと遥のイラストの記事)
二人の登場シーンまとめ
()は実際に会話をしていませんが、繋がりが示唆されるものです
MVルート | (「アヤノの幸福理論」,「夕景イエスタデイ」,「アウターサイエンス」) |
---|---|
小説ルート | (2巻「カゲロウデイズⅡ -a headphone actor-」,)5巻「カゲロウデイズV -the deceiving-」,6巻「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」(,7巻「カゲロウデイズ Ⅶ -from the darkness-」),8巻「カゲロウデイズVIII -summer time reload-」 |
アニメルート | メカクシティアクターズ(act5,act6,)act12 |
漫画ルート | (カゲロウデイズ4巻,)カゲロウデイズ10巻 |
その他 | 画集「.dsd」,メカクシラジオ第9回 |
各ルートの描写について(初出順)
小説ルート(2012/09/29)
- 2巻「カゲロウデイズⅡ -a headphone actor-」シンタローと遥が実際に接触する描写はないが、遥が文化祭の出し物の賞品をシンタローに届けに行く描写がある。(この時の二人の会話は後述する「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」で描かれている。)
MVルート(2013/04-2013/08)
- 榎本貴音と楯山文乃の2人を交えた4人で、高校生活を過ごすカットが「アヤノの幸福理論(2013/04/22投稿)」と「夕景イエスタデイ(2013/08/04投稿)」、「アウターサイエンス(2013/08/31投稿)」で確認出来る。
漫画ルート(2013/11)
- 18話「カゲロウデイズⅠ」(月刊コミックジーン2013年12月号)でシンタローが遥の笑顔を思い出すシーンが1コマある。
- カゲロウデイズ4巻収録
小説ルート(2014/3/29)
- 5巻「カゲロウデイズV -the deceiving-」の冒頭で昼食を買ってきた2人が屋上にやってくる描写がある。たった一言だが、二人のやり取りが描かれたのはこの小説が初めてである。
「しゃあねっすよ」
アニメルート(メカクシティアクターズ)(2014/04-2014/08)
- act5にてシンタローが高校時代をフラッシュバックする様子が1カットある。
- act6のED映像の中で前述した4人で高校時代を過ごす姿がいくつか流れる。またこの映像はANIPLEXがyoutubeで公開している。
- act12でカゲロウデイズ空間に取り残されている遥をアヤノと共に迎えにいくシンタローの姿が描かれている。
「泣かないでシンタローくん 僕までさみしくなっちゃうよ」
小説ルート(2015/03/28)
- 6巻 「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」とりあえず2人のことを知るにあたってはこの巻を読むのが手っ取り早い。小説2巻「カゲロウデイズⅡ -a headphone actor-」を遥の視点で綴り直した一冊で、それまで明かされることの無かった闘病生活を送る遥の心境やシンタローとの交流が密に描かれている。しかしあらすじ文では「心を通わせられなかった先輩・遥」との記述もあり……。
- 執筆中に聴いていた音楽として「若者のすべて」をあげている(参照:https://twitter.com/jin_jin_suruyo/status/598743392391049217)
「絶対勝とう、シンタローくん」
「うっす」
小説ルート(2016/08/29)
- 7巻「カゲロウデイズ Ⅶ -from the darkness-」シンタローと遥の描写はないが、シンタローと貴音の会話から高校時代の想いを確認することができる。
「遥先輩のこともあって、オレは榎本のことをそこそこ認めてやっていた。」
漫画ルート(2017/05-2017/08)
- 50話「ロストデイズⅡ」(月刊コミックジーン2017年5月号)〜54話「ロストデイズⅥ」(月刊コミックジーン2017年9月号)で展開される過去話の中で、遥とシンタローの入院生活が描かれる。「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」とはまた違ったシンタローと遥の出会い、そして別れを読むことができる。
- カゲロウデイズ10巻に収録
「あそこのやつら、馬鹿ばっかりじゃないっすか」
「まずは友達になろう …意外といいもんだよ 友達って」
(MVルート(3rdアルバム「メカクシティリロード」発売告知映像))(2017/08/15)
- http://www.nicovideo.jp/watch/sm31752052
- 漫画ルート54話「ロストデイズⅥ」での遥亡き後のシンタローのモノローグや、小説ルート「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」での遥のモノローグを確認することができる。
「信じようとしていた世界に、裏切られた… そんな感覚だった」
小説ルート(2017/12/29)
- 8巻「カゲロウデイズVIII -summer time reload-」で小説6巻「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」の会話の続きが読むことができる。ちなみに小説ルートはこの巻で完結している。
「かつて命を失った時の底なしの絶望感を、今でも鮮明に覚えている」
<以上、2017年12月までの情報になります>
その他
画集.dsd
- 2015年4月24日に刊行された「.dsd -しづ イラストレーション ワークス 2011-2015-」に、球技大会当日2人が屋上で会話をするネームが掲載されている。しづ氏の二次創作とも解釈出来る内容だが、2年前の8月15日に貴音とアヤノの間で交わされた会話と照らし合わせて楽しむことが出来る内容でもあり、ファンは必見である。またここで、現在のシンタローが遥の存在を忘れている描写も見られる。
「友達できないよ?」
「…どーでもいい」
ラジオ
- 2015年4月から三ヶ月間放送されたメカクシ団がパーソナリティを務めるメカクシラジオでは、第九回の放送で2人がパーソナリティを務め、「カゲロウデイズⅥ-over the dimension-」を元にしたコメディタッチでユーモラスな会話を聴くことが出来る。「MEKAKUCITY M's」公式サイトの「RADIO」の項目でいつでも視聴可能である。(2016年追記:現在当該項目は非公開中になっています)
- 2016年10月7日に発売された「MEKAKUCITY LOG Vol.1 〜MEKAKUCITY PUZZLE〜」の特典に、「メカクシラジオ(未公開コンテンツを含むデレクターズカット版)」特設サイトアクセス権が同包されている。
「「100点!!」」