アイドルマスターシンデレラガールズの藤原肇は備前焼の陶芸家の祖父を持ち、跡継ぎとして育てられたアイドルである。
祖父に跡を継ぐようにと命じられたものの戸惑いもあり憧れの世界に飛び込みたいとしてアイドルになったものの変わらず備前焼を愛する肇の姿はプロデューサー(同作のプレイヤー・ユーザー。プレイヤーはアイドルプロデューサーとなってアイドルをプロデュースする)にも備前焼への関心興味を抱かせ、聖地巡礼として当地を訪れさせた。
そして2021年10月3日、同作の10周年記念LIVE『M@GICAL WONDERLAND TOUR!!!』福岡公演にて、肇が『備前焼小町』を委嘱されたというニュースが報じられ、備前焼小町のユニフォームを着用したイラストも公開された。備前焼小町とは協同組合岡山県備前焼陶友会が備前焼の魅力を発信する為に委嘱する女性キャンペーンスタッフである。
翌年3月31日まで活動したがその効果は大きかったらしく、地方紙やニュース番組などでも報道された。
反響は大だったようで、2023年2月15日から第2弾キャンペーンの開催が決定した。
2月15日に挙行された等身大パネルの除幕式は報道各社のほか、平日の10時にもかかわらず全国から80名ほどのPが押しかける盛況となった。
これにあわせて岡山駅新幹線コンコースで記念特別展示が行われたが、肇と一緒に備前焼ぴにゃこら太大黒天も展示された。
委嘱に当たっての肇からのメッセージ
この度、備前焼小町に就任いたしました藤原肇です。
私の愛する故郷、岡山においてこの様な大役をいただき、非常に光栄に思います。
私は幼い頃から陶芸家である祖父の背中を見て育ち、共に土ひねりやろくろ、窯焚きといった作陶を行ってきました。
人の生活に寄り添い、使えば使うほど味わいが深まる、備前の陶芸は日本一だと考えています。
そういった備前焼の素晴らしさはもちろん、その豊かな土を育んだ備前市の魅力、そして”備前の心”を皆様にお届けできるよう、精一杯努めたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。