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全国高等学校駅伝競走大会

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ぜんこくこうとうがっこうえきでんきょうそうたいかい

「全国高等学校駅伝競走大会」とは、毎年12月下旬に京都で開催される駅伝大会(冬季インターハイ)である。

概要

毎年12月下旬に京都府京都市で開催される。全国高等学校体育連盟、日本陸上競技連盟、京都府、京都府教育委員会、京都市、京都市教育委員会、毎日新聞社主催で、冬季インターハイの種目の一つになっている。1950年に男子、1989年に女子が始まった。通称『都大路』。1965年までは大阪で開催されていたが、翌1966年から京都になった。午前に女子がハーフマラソンの距離(21.0975km)を5人で、午後に男子がフルマラソンの距離(42.195km)を7人で襷をつないで走る。

出場できるのは各都道府県の高校駅伝優勝校の47校に加え、各都道府県の高校駅伝1~3位だったチームが出場できる地区大会で、県駅伝で2位以下だったチームのうち最も順位がよかったチームが地区代表として北海道、東北、北信越、北関東、南関東、東海、近畿、中国、四国、北九州、南九州の計11チームが出場権を得る。2023年までは地方枠の出場は5年ごとの記念大会のみであった。

NHKがテレビ、ラジオで中継を行う。

コース

女子

1区6.0km→2区4.0975km→3区3.0km→4区3.0km→5区5.0km

男子

1区10.0km→2区3.0km→3区8.1075km→4区8.0875km→5区3.0km→6区5.0km→7区5.0km

区間記録及び大会記録

女子

区間記録

1区18:52(2005年 新谷仁美 興譲館)

2区12:15(2019年 テレシア・ムッソーニ 世羅)※1

3区9:21(2012年 鷲見梓沙 豊川)

4区8:59(1996年 田中梨沙 埼玉栄)

5区14:37(2020年 テレシア・ムッソーニ 世羅)※2

※1:2区の日本人最高は12:35(2006年 小林祐梨子 須磨学園)

※2:5区の日本人最高は15:26(2015年 向井優香 世羅)

大会記録

1:06:26(1996年 埼玉栄)

男子

区間記録

1区27:48(1995年 ジュリアス・ギタヒ 仙台育英)※3

2区7:55(1998年 佐藤清治 佐久長聖)

3区22:30(2022年 サムエル・キバティ 倉敷)※4

4区22:32(2008年 ビタン・カロキ 世羅)※5

5区8:14(2023年 佐々木哲 佐久長聖)

6区14:06(2019年 ムチリ・ディラング 仙台育英)※6

7区13:58(1998年 森口祐介 西脇工業)

※3:1区の日本人最高は28:48(2019年 佐藤一世 八千代松陰/2023年 折田壮太 須磨学園)

※4:3区の日本人最高は22:51(2022年 吉岡大翔 佐久長聖)

※5:4区の日本人最高は22:44(2003年 佐藤悠基 佐久長聖)

※6:6区の日本人最高は14:08(2019年 城戸洸輝 宮崎日大)

大会記録

2:01:00(2023年 佐久長聖)※高校最高

余談

かつては、留学生を擁する学校は、男女ともに最長区間である1区に留学生を配置することが定石となっていたが、2008年に禁止され、現在は女子が2区か5区、男子は3区に配置することが多い。

2024年以降の変更点

2023大会が開催された同年12月24日、次回以降のルールの変更について発表された

出場校の増加

従来は5年に一度の記念大会のみ地方枠で11校が県代表の47校に加えて参加できたが、2024年から毎回地方枠で11校が出場できるようになる。

留学生の規制

従来留学生は最長の1区を除く区間に一人が出場できたが、2024年から男女共に最短の3キロ区間のみになる。この理由として、留学生の1区での起用を禁止した結果、2番目に長い区間に留学生を配置することが定石となり、留学生の存在が勝敗に影響することが少なくないことが考えられる。例を挙げると、2023年の女子では、4区終了時点で先頭の仙台育英と1分50秒差だった神村学園が、アンカーの5区に投入した留学生の快走で、残り100メートルで仙台育英を捉え、最終的に1秒差をつけ2度目の優勝を果たした。また、2022年の男子も、3区で留学生の区間新記録の快走が、優勝の決め手になったと考えられる。

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