CV:飛田展男
古くから皇帝の料理番劉家の跡取りとして、若くして香港一の名店「小亀楼」の筆頭料理人をも務める。登場する度に劉家での地位が向上し、第29回味皇GP出場時には、味仙人の筆頭弟子にまで登りつめていた。性格的には、名門の出身者らしくプライドが異常に高いが、陽一に初めて作って見せた料理が、中国では珍しいとされる「焼き餃子」であり、それを対決にも選んでいる。餃子&ラーメン勝負の時には、「紅鶴」(こうかく)という少年アシスタントがいた。
アニメでは料林寺で修行しているという設定で、本人も気づかぬうちに師範代であり七包丁の一人でもある、クワイ・チャン・カモンに利用されたことがあった。また港に停泊している船で生活しているなど、名門の出身では無い様子が窺える。なお、紅鶴は登場せず。
『ミスター味っ子II』では亡くなった師の味仙人劉白鳳の跡を継ぎ、劉家総帥の地位と味仙人の称号を受け継いだ。その後第50回味皇GPに陽一達が参戦することを聞きつけ、かつて陽一に負けた雪辱を果たすべく自身も弟子の虎鈴鈴とコンビを組んで味皇GPに参加する。陽一達とは15の時以降会っておらず、再会は25年ぶりとなった。本人はこの出場を最後の機会とするつもりであるが、陽一潰しのために動く室長の勧誘は毅然と拒否している。味皇GPに参加したのも陽一への雪辱戦の意味合いもあったが、本心は劉家総帥の責務の為、創意工夫を凝らした自分だけの料理を作ることがほぼ出来なくなることから、もう一度ライバル達と共に料理を楽しみお祭り騒ぎをしたい為であった。
味皇GPでは全参加者の中で唯一100点満点の採点を受けた料理を弟子に作らせて(虎峰は一切調理に手を出さなかった)予選を突破、本戦第1回戦で陽一と対決することになり、引き分けた。味皇GPの終了後は中国に戻って改めて味仙人として活動している。