概要
CV:銀河万丈
味将軍グループの総帥。
アニメでは、味皇の実弟村田源三郎がその正体であった。和装の味皇こと兄村田源二郎とは違って、マントにタキシード姿の洋装をしている。長兄村田源一郎の死後、技と心で源一郎の教えを守る源二郎とは異なり、金と力で料理の道を追究している。このモットーは戦後の貧困故に、命を落とした源一郎の悲劇を繰り返さないという考えから生じたものである。
原作では、味皇との血縁関係はない。黒いコック服がトレードマークであり、料理は心という村田源二郎の考え方には批判的で、料理については技術こそ重要という考え方を持っている。だが、お互い通じる理想はあったようでもある。
実は初代味皇である村田源三(原作版における村田源二郎の弟)と共に「味皇料理会」を創設した人物であった。「味将軍」の名は本来「味皇の側近である将軍(天皇に対する征夷大将軍)」という意味での尊称である。
源二郎の二代目味皇就任と、その改革によって袂を別ち同じく味皇料理会から離れたメンバーと味将軍グループを立ち上げたが、それを看過しなかった源三から「裏切り行為」と断ざれて悪評を流される事となった(……のだが、その武闘派な姿勢を考えれば悪評といえども完全に無根拠なモノでもなかったりする)。
そこから、さらに『味っ子』の騒動でグループは瓦解。自らはそれでもついてきた一部の者と共に山奥で隠棲する事となった。
『味っ子Ⅱ』では下仲基之の支援を得ての隠棲であった事が明かされ、基之の娘であるアンヌも一時期、彼に鍛えられていた事がある。