概要
「ヒプノシスマイク」ナゴヤディビジョン「Bad Ass Temple」の四十物十四×波羅夷空却の腐向けカップリング。
詳細
18歳×19歳と、年齢は1歳差であるが、185㎝×168㎝、ヴィジュアル系ミュージシャン×僧侶、弟子×師匠など、体格や職業、後述の修行においての立場は対照的と言える。
また、学生の頃にいじめをうけていた十四と、中学の頃にいじめられて自殺しようとしていた生徒を助けた空却といったように、「いじめ」にまつわる過去においても2人は対照的な立場である。
ちなみに、着ている服こそ全く違うものの、装飾品を見ると2人とも首にはネックレス、耳にはかなりの数のピアス、指には同じ真っ黒なネイルと複数のリング、と統一感のあるコーディネイトになっている。
不退転の心
2人の出会いは、「Bad Ass Temple Funky Sounds」のドラマトラック「不退転の心は打ち砕けない」で描かれている。
ある日、大切にしていたブタのぬいぐるみのアマンダを無くしてしまい、泣いている十四に対して、天国獄がその泣き癖をいいかげん治すべきだと言って提案したのが、古い知り合いの医者のカウンセリングと、仕事で知り合った僧侶のもとでの修行の2択であった。十四は自らの力で乗り越えたい、と僧侶のもとでの修行を選択。その後獄に連れていかれた由緒ある寺こそが、空却の実家の寺であり、2人はそこで初めて出会うことになる。
初対面ゆえに「我は…」と妙な話し方をする十四に対して、修行を引き受けることを嫌がっていた空却だが、十四の「変わりたい」という気持ちを知り、3つの選択肢を与える。今までは何事も自分の意思で決めてこなかった十四だが、最もキツくて精神崩壊の可能性もあると言われた3つ目の選択肢、「ヒプノシスマイクの攻撃を受けること」を自ら選択。
空却のリリックを受け、ボロボロになりながらも何度も立ち向かい、徐々に耐えることができるようになった十四。その姿を見て空却は、十四の成長の早さ、そして、心に秘められている、何事にも屈しない強い精神、「不退転の心」を見出す。
なら今度は逆に自分に攻撃してみろ、と十四にマイクを渡す空却。「拙僧を、てめーをいじめてたやつだと思ってぶちこんできやがれ」と挑発された十四は、戸惑いながらも、過去を思い出しながら、正直な気持ちを乗せてリリックを紡ぐ。それを聞いて、思いの強さを確信した空却は、「てっぺんを獲って、誇れるてめーを手に入れろ」と、ディビジョンラップバトルに一緒に参加するよう促し、チームを組むこととなったのである。
また、その場にいた獄も、空却に、神宮寺寂雷に勝てないままか、マイクを取って寂雷に挑むか選べ、と問いかけられ、後者を選んだことにより、ディビジョンラップバトルに参加が決定。3人は手を重ね合わせながら「家族」としての誓いを立て、「Bad Ass Temple」が結成された。
「不退転の心」は、2人を結び付けた重要なキーワードであり、空却のソロ曲「そうぎゃらんBAM」のセリフパート、そして十四のソロ曲「月光陰」のサビの歌詞の双方に登場する。
「『不退転の心』あらば 大きく望むもいずれそこに至るべしってか」
「明日のその先 光が待つこと信じて 『不退転の心』抱いて」
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