概要
遊戯王カードゲーム遊戯王OCGにおいて使用されている用語の一種。
公式用語ではなく、効果区分が明確になっている現在では混乱の元になるため使わない方が良いとされる。
モンスターの効果には種別があり、起動効果・永続効果・誘発効果・誘発即時効果が存在するのだが、このいずれにも分類のない「特に分類のない効果」というものが存在する。
この「特に分類のない効果」を俗に「ルール効果」と呼び、さらにその中で召喚・特殊召喚に関わるものを「召喚ルール効果」と呼んでいる。
第9期以降の遊戯王のモンスターの効果テキストでは効果に番号が振られており、番号が振られていない範囲は、「効果として扱わないテキスト」となる。
しかし、第8期以前ではテキストに番号が振られておらず、どこからどこまでが一つの効果なのか、「効果として扱わないテキスト」の範囲も不明確あり、公式裁定を読むしかなかった。
そしてこれらの不明確さから、「召喚ルール効果」と呼んでいるものも「召喚・特殊召喚に関わる記述全般」という定義であった。
第9期以降のテキスト整理の際に、「召喚・特殊召喚に関わる記述全般」は、「効果として扱わないテキスト」と「特に分類のない効果」に区分された。
結果、効果として扱わないはずの記述に効果と付く呼び名が存在することになり、混乱が生じた形となった。
元々は公式HPの記述が少なかった時代から各種裁定が体系的、網羅的にまとめられていたサイト「エキスパートルールHP」(現在は閉鎖)にあった記述であり、その裁定を参照していた遊戯王カードWikiなどでも引き続きその用語が使われていた。
上記の第9期への移行の時点で遊戯王Wikiのページは膨大な数であり、全てを統一的に修正する事ができず現在でもこの用語が残ってしまっている状態である。
移行の時点よりは少なくなってはいるものの、それでもなおかなりのページで使われている状態である。
その後の整理により、「効果としては扱わないテキスト」には使われず、「特に分類のない効果」にのみ使われる形となっている。