人物
天カス学園の時計塔に潜むと言われている謎の怪物。
吸血鬼、ではなく、吸ケツ鬼という名前の通り、血を吸うのではなく、お尻を噛んでその痕を残す。さらにお尻をかじられたものは典型的なおバカとなってしまうと言う奇妙な能力を持つ。
また、何故か老朽化した時計塔を犯行現場としており、彼に襲われた被害者は、時計塔で発見される。
本作におけるメインヴィランであり、本作のメインストーリーはこの怪人の正体を探り、捕まえることである。
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正体
※本作はミステリー作品であり、この怪人の正体は大きなネタバレになります。
その正体は天組の優等生、豆沢サスガであった。
犯行現場と思われていた時計塔は実はフェイクで、真の犯行現場はデジタル書籍により誰も来ることが無くなった旧図書館であり、そこで優等生の天才的頭脳をかき集めて究極の天才頭脳を作り出し、全ての人間をスーパーエリートにしようとしていた。
そして、サスガが吸ケツ鬼となったのには理由があった。
それは、自身が好意をよせる阿月チシオを天組に舞い戻らせる為だった。
そしてどうすればよいのか考えていた所で、高性能AIであるオツムンに相談した結果、今回の吸ケツ鬼事件を持ち掛けられる。
一方で、オツムンが何故そんなことをサスガに持ちかけたかと言えば、実はオツムン自身は天カス学園の学園長によってより効率的にエリートを育成する方法を考えろと、命令された為である。
効率よく大量のエリートを育成することを目指していた学園長は、現状のエリート教育システムだけでは足りないとして、オツムンに更なるエリート教育を行うように命令していた。
しかし、当の学園長はオツムンに対して、命令していたわけではなく、あくまでも愚痴の一環、八つ当たりとしてオツムンに怒鳴りつけていただけに過ぎず、そんな学園長の小言を真に受けたオツムンに対してすっかり忘れており、むしろ吸ケツ鬼事件に対して頭を抱えていた。
そして、スーパーエリートを生み出す装置によって、学園中の生徒をスーパーエリートに変えようと目論み、スーパーエリート風間さんを生み出し、かすかべ防衛隊の前に立ちはだかるのだった。
つまり、吸ケツ鬼とは、実行犯の豆沢サスガ、事件の黒幕であるオツムン、そして事件の元凶である学園長の三つが組み合わされた怪人だったのである。