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咲いてる現代

さいてるげんだい

沙嶋カタナの漫画作品「咲くは江戸にもその素質」の番外編。単子本の書き下ろし作品として掲載され、「咲く江戸にもその素質 すぺしゃる」にもミニ連載として掲載された。
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概要編集

舞台が江戸から現代に変わり、キャラクターの外見も現代風にアレンジされている。本編とは違い、ほぼ4コマ漫画形式で描かれている。

本編には使われなかった「萌え」や「腐女子」などの言葉が出てきてる他、アニメイトコミケなど現代にちなんだネタも出てきている。

登場人物編集

サク編集

本編と同じ主人公。

本編同様頭も良く、よく学級委員も頼まれるしっかりした子。江戸のサクより少し身長が高い。

今まで少女漫画しか読んでこなかったが、ある日「Eigty1」というアニメの続きが気になり、その少年漫画を買ったことがきっかけで腐女子に目覚める。カメに指摘された事で自分が腐女子である事に気づいた。カメも腐女子になってからは、日常会話に特殊用語が飛び交うようになった。本人曰く「Eigty1」の主人公は受けらしい。

江戸のサクとは違い、周りの人物を仲間に引きずり込むという行為はしない。また江戸のサク同様、絵の方は下手(江戸とは違い、他人に見せられるレベルの下手さ)だが、落ち込まず「好きなものを描くのは楽しい」と明るく前向きになれるなど江戸のサクより良い部分もある。ただし机の引き出し一段丸々使って、主人公とライバルのフィギュアの部屋を作ろうとするなど、江戸のサクより重症な部分もある。

いつかコミケに行き、自分の好きを詰め込んだ本を出すのが夢。


カメ編集

サクの親友。本編と同じくサバサバしていて、男勝りな性格。その為、女の子や下級生にも人気な美人。サク同様、江戸のカメより背が高い。

最初は腐女子じゃなかったが、ある日サクが「Eigty1」のアンソロジーを買おうとした所を目撃し(その際サクに腐女子である事を指摘した)サクにその本を貸してもらった(兄・松之助がその本を読んでいたので本人も読んではいた)事がきっかけで彼女も腐女子に目覚める。その後自宅にサク達を招待し、「Eigty1」の作者のアドレスのページを見せ、サクと共に「萌え」を楽しんだ。その後はサクと共に、日常会話に特殊用語が飛び交うようになった。サク同様「Eigty1」の主人公は受け派である。

パソコンを簡単に使いこなすが、検索経歴の事まではわかってはいない(そのせいで松之助に腐女子である事がバレてしまった)。江戸のカメ同様、松之助の秘密を握っている(その過程でアニメイトの事を教えてもらった)。百円ショップや雑貨屋さんをハシゴし、主人公とライバルのフィギュアの愛の巣を作るなど、サク同様江戸のカメより重症な部分もある。

絵は江戸のカメとは違い、元々絵がうまかったのではなく、腐女子になってから練習をし始めた。


フミ編集

サクとカメの親友。本編と同じく真面目で大人しい性格。サクとカメ同様、江戸のフミより背が高い。

本編同様突然変わってしまったサクとカメを生暖かい目で見守っている。江戸のフミ同様常識人であるが、ツッコんだりはしない。BL本を読む事は平気。江戸のフミとは違い、最後まで腐女子には目覚めなかったが、「Eigty1」の最新刊の先生が登場してから、どちらかというとこっちに近い状態になっている。

単子本のページの都合上、省かれすぎて1・2・4巻では殆どセリフがなくなるなど、本編にくらべて不憫なキャラになってしまっている。


ツルノ編集

割りと大きな会社の社長令嬢。現在中学生。本編同様我儘な性格ゆえに『ツンデレ』であるが、江戸のツルノよりは少し柔らかい。

ある日本屋で挙動不審に動いているサクを見かけ(本人は最初は万引きかと思った)追って行ったら、一面男同士が組んず解れずな世界を見てしまう。その後ユキエに「腐女子」の事を教えてもらい、最初は「気持ちが悪い」と否定するが、その後「Eigty1」のアニメを見た事により、腐女子になっていった。その後ガチャガチャをやっていたサク達に出会い、彼女達が欲しがっていた「Eigty1」のライバルをあげたことで(サク達がやる直前に彼女自身がやった結果、ライバルが沢山出た)感謝され、その後サクに主人公×ライバルが好きかと聞かれ、「キライではない」と言った事によりサク達と連絡先を交換し、友達になる。サクとカメと違い「Eigty1」の主人公は攻め派。

性格の所為で幼稚園時代に友人が出来なかったため、それ以降は猫を被っておしとやかなキャラで過ごしている。でもサク達に会う前は放課後や休日遊んだりする親しい友達が皆無だったので、空いた時間は基本的にユキエにべったりしている。その為、友人と休日に遊ぶとかが新鮮すぎて加減が分からず、サク達とアニメイトに行こうとした時に美容院にセット予約をしようとした(ユキエにより直前に阻止された)。さらにサク達に誕生日プレゼントを渡された時は、様々な喜びがキャパオーバーして停止状態になり震え出してしまった。

ユキエと同じ高級マンション(ユキエ家よりも間取りがかなり広い上階)に住んでおり、意外とゲームなどをしている。好きなゲームの好みは一人で黙々とできる育成シミュレーションやパズル。ホラーが苦手。江戸のツルノとは違い、圧倒的財力な面を見せる部分が多い(単子本をまとめ買いする・ガチャガチャはいっぱい回しいっぱいかぶらす・家庭用ゲーム機をなんとなく買い、体験版をダウンロードし、面白かったら買おうとするなど)。


ユキエ編集

現在高校生。ツルノとは父親がツルノの父の会社の社員で、偶然同じマンションに住んでいた事から、家族ぐるみの付き合いをしている。敬語がデフォ。

江戸のユキエ同様、ツルノの事は「お嬢様」と呼ぶ。これは初めて引き合わされたときに「ツルノお嬢様だよ」と紹介されたのでそのまま呼んでいる。江戸のユキエとは違い、ツルノに対しては遠慮がない部分があまりないが、頭ごなしに否定するツルノに厳しく接するなど変わらない部分もある。

腐女子」の事や「コミケ」の事を詳しく知っているなど、かなり物知り。「朝練」と発言している事から何らかの部活に入っている。ホラーが苦手なツルノにホラーゲームを見せ、一番怖い部分でツルノを一人にさせるなどドSな部分がある。


松之助編集

カメの兄。現在高校生で男子校の進学校に通っている。

ある日パソコンの検索経歴を見て、カメが腐女子である事に気づく。本棚の秘密をカメに握られ、それを黙ってもらう条件にカメが腐女子である事を親に言わない事にした。その後開き直られたカメにアニメイトの事を教える。カメの主人公とライバルの愛の巣や、サクの引き出しの話を聞いた時はさすがに引いていた。

「Eigty1」の漫画を持っている。


セン編集

サク達三人の近所に住んでいる新妻。貴腐人。江戸のセンとは年齢が違う。

小学校低学年の頃に腐女子に目覚めた。江戸のセン同様、ご近所付き合いを考え貴腐人である事を隠してはいるが、サク達には適切な大人の対応と言いながら、グイグイ突っ込んでくる。来客やいつか子供が出来た時の対策に大事な本やグッズを全て隠し、本棚を作りそこに収納している、

最近のネットの進化の時代に生きてる子供を羨ましく思っているが、本人にとって子供の頃は黒歴史らしく、ネットに垂れ流したと想像するだけで震えが止まらなくなる。夫・タツが眠った後にお菓子と一緒に商業BLの新刊を味わう事が密やかな楽しみ(タツはその事をしっている)。


タツ編集

センの夫。サラリーマンをしている。セン同様、江戸のタツとは年齢が違う。

江戸のタツの同様、腐り切っている妻を温かいまなざしで見守る優しき夫。よくビールを飲みながら、妻のアニメ撮り貯め鑑賞に付き合っている。

センの密やかな楽しみを知っている。


ヤソジ編集

サク達の近所に住んでいる少年。サク達とは知り合い。イチゾウとは仲良し。

「Eigty1」が好きでサク達と好きな部分が同じだが、こちらは純な気持ちで好んでいる。江戸のヤソジとは違い、サクとカメに萌えてる目で見られる事はない。

「咲くは江戸にもその素質 すぺしゃる」のみの出演。


イチゾウ編集

ヤソジ同様、サク達の近所に住んでいる少年。サク達とは知り合い。ヤソジとは仲良し。

ヤソジ同様「Eigty1」が好きでサク達と好きな部分が同じだが、こちらも純な気持ちで好んでいる。ヤソジ同様、江戸のイチゾウとは違い、サクとカメに萌えてる目で見られる事はない。

「咲くは江戸にもその素質 すぺしゃる」のみの出演。


関連タグ編集

comico 咲くは江戸にもその素質(本編)

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