概要
1904年3月8日のアメリカ合衆国のニューヨークで行われた、女性労働者たちによる、婦人参政権を求めるデモが起源。1910年にデンマークのコペンハーゲンで開催された国際社会主義者会議において、女性の政治的自由と権利の為に記念する日として定められた。
この日にミモザの花を贈る習慣もある。
1975年(国際婦人年)に国連もこの日を女性の権利保障、尊重する女性の記念日として制定した。
国連は毎年この日に各国に女性の権利・自由の実現のためにはたらくよう呼びかけている。
この日は女性の権利・自由を求めるデモが世界各国、世界各地で行われる。
デモのテーマとして女性の社会進出、性別による格差の是正、中絶や避妊の権利の擁護などがある。
他の人権・反差別運動とも結びつくものであり、例えばアメリカの「ウィメンズ・マーチ(女性の行進)」は性的少数者の人権保護も強く訴えている。
原理的にリベラルな性格を持つ国際女性デーに行われるデモやイベントは、世間の風潮への批判だけでなく、保守派(中絶・避妊の否定、同性婚等を認めない)側の対抗活動への抗議という性格も併せ持つ。
男性国際デー(International Men's Day)も存在し、11月19日となっている。こちらも思想背景的にはリベラルの側である。
旧来の「男らしさ」の束縛からの解放、もテーマとなっている。