CV:安済知佳
概要
魔法少女業界最大手「アスト株式会社」のエース魔法少女。どんな状況でも冷淡で感情を表に出すことがなく能面のように表情が変わらず、効率化やデータ収集を重視した機械のような怪異退治を行う。冗談の通じない生真面目さでマジルミエ社の越谷曰く「0円スマイル」。
貧困家庭に生まれ、幼少期の生活苦をバネにして真面目な努力を積み重ねて社会的な地位を築いたという過去を持つ。自分の有用性を示すためには労働災害も厭わないという価値観を持っており、(利益重視の冷徹さを持っていながらも)安全第一を旨とする古賀の方針には面従腹背の態度を取る。また、その後新型魔道具 WINGのテスターに抜擢されたが急遽訪れた実戦の機会が訪れた際にも本部からの再三の忠告を無視し自らの危険を顧みず限界超えの魔法行使を強行している。
当初はマジルミエの実力を疑問視し冷淡な態度を取るが、幾度となく業務を共に経験したことで次第に実力を認めるようになっていく。当初は批判的に接していたカナとは、幼少期に好きだったフィクションの魔法少女『プリハトムギ』の話題で意気投合し共通の話題が生まれるものの、同作品からは「フィクションの登場人物は現実を救ってくれないので、自分が奮闘するしかない」というネガティブな教訓として受け取っている。
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以下はネタバレ要素を含みます
「待ってたんですよ私」
強力な変異性怪異殲滅のため許容限度100を大幅に超えたWING使用を強行せざるを得ない窮地をカナに救われその後共闘し合体魔法を成功させ乗り越えたことで更に関係を深め食事会の約束を交わすまでになった(ただし後述の事情もあり実際に実現するのはマジルミエ転属後となった)。
以上のような交流と共闘の結果、カナとの関係を深めていきたいと考えるようになったが性格的に自分から積極的にアプローチをかけるのは苦手だったためカナの側からのアプローチを待っていた。しかし、カナのほうは初めて会った時の当たりの強さからメイを苦手としていたうえライバル会社のエースに対して犯罪への関与が挙げられた会社の所属の自分が関わらない方が良いという遠慮も重なり積極的にかかわろうとしなかった。そのため、ついには一向にコンタクトしてこないカナに対ししびれを切らしついにはマジルミエ社とアスト社の合併の際に WING担当の出向要員とてマジルミエ社に転属、同僚として自分から積極的にかかわるようになった。
以降は、依然コミュ障ぎみなところはあるものの、この転属をきっかけに 自ら社内交流のイベントを提案するなど人間関係構築に積極的な姿勢を見せカナ以外のスタッフとの交流の機会も増えていっており人と人の輪を大事にするマジルミエの社風もあってのアスト時代の真面目一辺倒で孤高の戦士というイメージは徐々に薄れつつある。