初代PS「コンバットチョロQ」の敵タンク。プレイヤー機としても使用できる。
マニアックな戦車の多い本作では、ドラゴンタンクや月面探査車と並ぶ変わり種。まさに変種。
だが、そんな強豪の中でもその存在感は異質。
その訳とは、恐怖の地下水道にあったのだった...
地下のトラウマ
ゲーム序盤のミッション「地下水道の決戦」(戦場名から「ダンチョビ地下」とも呼ばれる)にて初対面。
ミッション内容は「地下にある3個のスイッチを停止せよ。」というもの。
一見すると簡単そうだが、プレイヤーは恐怖の囚獄に捕らわれるのである。
地下迷路に迷うプレイヤーを、彼らは不気味な動きで執拗に追いかけてくる。とにかく怖いキモい。
さらには何度倒しても倒しても 復活する のだ。
強くて不死身、典型的なシザーマンタイプの恐怖である。くわばらくわばら。
唯一完全に倒す方法は、ミッション目標である3個のスイッチを停止させること。これによってこの妖怪戦車はエネルギー供給を断たれ、普通に倒すことが出来る。この際に友軍の戦車が生き残っているとプレイヤー戦車に追従して一緒に脱出する。
演出も怖い
本作ではステージ開始時にミッション内容を説明するデモムービーが流れる。
しかしこのデモムービーでも変種第2号は大暴れする。逃げ惑う友軍タンクを執拗に追いかけ、1両を撃破する。さらに逃げたもう1両の方に発砲するところでデモムービーは終わる。
さらにこのステージで流れるBGM「Sleep in Your Grave」は鐘の音のイントロから始まるコーラス主体の荘厳な曲であり、真っ暗な地下迷路のフィールドと相まって変種第2号の恐ろしさを醸し出している。
ちなみにこのBGMが流れるステージはあと3つあるが、いずれも激ムズステージとして印象に残る。
機体解説
そんな妖怪戦車はゲーム中の解説によると、
「長年の地下生活でキャタピラが退化して、代わりにホバリング機能を獲得。
車体は外装パネルなどすでに剥がれ落ちている。」
とのことである。
…どう見てもナッツロッカーです。本当に(以下略)
唯一の武装は赤いエネルギー弾を発射する主砲。また、ナメクジ戦車と揶揄される外観に似合わず、とても俊敏で機動力が高い。だからキモイ。
そこのところプレイヤー機として使用すると扱いやすい。ただし、復活はしないので要注意。
本作の架空戦車は国籍が設定されており、変種第2号は何故かロシアタンクという扱いになっている。
ちなみに変種第1号は登場しないが、変種第3号は登場する。後半のミッション「猛攻!スネーク狩り」に登場し、変種第2号よりもパワーアップしている。不死身であることとスイッチを停止させると撃破可能になるのも一緒。
こっちのデモムービーはスイッチの前に変種第3号がたむろしている光景で、BGMも主に潜入任務などに用いられる「Secretive Woman」になっている。プレイヤー側の装備も強化されていることもあって第2号ほどのインパクトはない。
一部の攻略本では変種第2号はグレー単色、変種第3号はそれに錆の浮いたような模様のグラフィックが掲載されているが、ゲーム中では変種第3号のグラフィックに統一されている。