初代「コンバットチョロQ」に登場した敵タンク。プレイヤー機としても使用可能である。
戦車の車体にドラゴンが乗った異様なビジュアルが目を引くが、登場するステージも異質なものである。
恐怖の浮遊大陸
このタンクが初登場するのは作戦21「空中機動戦線」(戦場名からトロメイン次元とも)。
結論から言えばこのタンクは倒す必要はない。というのもこのミッションの目的は次元断層に囚われた友軍タンクを救出するというもの。このステージの友軍タンクは一切動かないのでプレイヤーが押して進む必要がある。
しかしミッションの舞台となる次元断層は空中に浮かぶ島。ところどころ穴が開いており落下の危険性がある。
さらにこの次元断層は3階建て。友軍タンクをエレベーターに乗せ、自らもエレベーターに乗って移動する必要がある。もちろん踏み外せば奈落の底へ真っ逆さま、作戦失敗となる。
そしてドラゴンタンクはこの2階で待ち構えている。しかもほとんどの場合エレベーターで昇って来たプレイヤーをエレベーターの出口で待ち伏せている。
本作の架空戦車の例にもれず火力はトップクラス。そのタンク3両に集中砲火されることになる。
幸いにもマッドタンクほど耐久力が高くないためうまく距離を取って1対1に持ち込めば勝機はある。
とはいえここは空中に浮かぶ島。立ち回りを間違えれば1階、あるいは奈落の底へ落ちる危険性がある。ドラゴンタンクに撃たれた弾みで落ちてしまうことも。
3両のドラゴンタンクを撃破できればあとは敵タンクはいない。慎重に友軍タンクを押して3階にある脱出ゲートへと向かおう。
しかし後半の作戦45「未知との乖離」では救出対象の友軍タンクが2両に増えている。ここまでくればドラゴンタンクにも苦戦はしないだろうが、2台の友軍タンクを足場の狭い浮遊島で運んでいかなければならないという非常に厄介なステージである。
やっぱりBGMが怖い
作戦21のBGMは「Rose of Death」。すでに作戦13でも流れていた曲だが、壮大なコーラスと共に緊張感を煽るメロディの曲である。
そして作戦45はあの作戦9と同じ「Sleep in Your Grave」。背景は星空なので真っ暗ではないが、集中砲火や落下の恐怖を盛り上げる曲である。
機体解説
ゲーム中で見られる解説では、
「異世界のドラゴンがチョロQワールドとの次元の狭間にいたため、戦車に進化してしまった」
とされている。どうやらもともと異世界からやって来た存在であるようだが、Qシュタイン帝国に味方した理由は不明。
本作の架空戦車は国籍が設定されており、ドラゴンタンクはロシアタンクという扱いになっている。
メイン画像のドラゴンタンクは赤いドラゴンが乗っているが、これは敵専用のレッドドラゴンタンク。プレイヤーが使用可能な通常タイプは緑色のドラゴンが乗っている。
ステージ中に現れる3両のうち1両がレッドドラゴンタンクで、本車に限ってはマッドタンクとほぼ互角の性能の強敵である。
いずれもドラゴンには後ろ足がなく、完全に戦車と一体化しているようである。
関連タグ
恐竜戦車:『ウルトラセブン』に登場する怪獣。戦車に後ろ足の無い恐竜が乗った怪獣でありドラゴンタンクのモチーフと思われる。