概要
CV:立花理香
Cygames制作の対戦型カードゲーム 『Shadowverse』に登場するキャラクター。
第15弾カードパック『アルティメットコロシアム』にて登場した、ネクロマンサーのレジェンドカードである。
紫色の着物、狐のお面を纏い、黒髪ロングヘアで狐の耳を持つ妖怪の女性。
京都弁の喋り口調が特徴で、カードの登場時やスキンのエモートによるボイスでは、担当声優である立花理香による京都弁を聞くことができる。
その正体は化け狐。尻尾や狐のお面などの特徴から、モデルは九尾の狐であると思われる。
ただし、九尾の狐のイメージの一つであるずる賢い悪女ではなく、物事にあまりこだわらずはんなりと人を化かす、さっぱりとした女性である。
また、彼女は世界を賭けて勝負をする大会「アルティメットコロシアム」の出場選手の一人でもある。
彼女は「妖華世界」という世界の代表者であり、「潰し宴の大妖怪」の二つ名を持つ。
当初は『アルティメットコロシアム』にて登場した8クラスのオリジナルキャラクター「代表者」の一人として登場。
その後の第23弾カードパック『十禍闘争』では、アルティメットコロシアムの一次予選を突破したと思われる代表者の内の4名として、ギンセツのリメイクカードが登場した。詳細は後述。
カード詳細
大妖狐・ギンセツ
「百鬼果てまで、その先までも。」
カード名 | 大妖狐・ギンセツ |
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種類 | フォロワー |
クラス | ネクロマンサー |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 9 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:9 |
能力 | アクセラレート 2; 一ツ尾狐1体を出す。 |
アクセラレート 5; 一ツ尾狐3体を出す。 | |
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自分の場に一ツ尾狐が出るたび、それは+1/+0されて、ドレイン を持つ。 | |
ファンファーレ 一ツ尾狐4体を出す。 | |
進化後 | 攻撃力:3 体力:11 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
CV | 立花理香 |
収録セット | アルティメットコロシアム 暗黒のウェルサ |
※アクセラレート…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPがアクセラレートの値以上なら、アクセラレート能力のみを持つスペルとしてプレイできる能力。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※ドレイン…与えたダメージ分、自分のリーダーを回復する能力。
テラーバンケット・ギンセツ
「百鬼の頭領、罷り越すえ。」
カード名 | テラーバンケット・ギンセツ |
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種類 | フォロワー |
クラス | ネクロマンサー |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 5 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:3 |
能力 | EPによる進化ができない。(能力による進化はできる) |
自分の一ツ尾狐が攻撃するとき、それを+2/+0する。 | |
ファンファーレ 一ツ尾狐2体を出す。ネクロマンス 9; 2体ではなく4体。 | |
ファンファーレ エンハンス 9; 自分の他のフォロワーすべてを破壊する。進化する。 | |
進化後 | 攻撃力:1 体力:9 |
能力 | 疾走 |
守護 | |
ドレイン | |
守護 を無視して攻撃できる。 | |
ラストワード 一ツ尾狐4体を出す。 | |
CV | 立花理香 |
収録セット | 十禍闘争 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※ネクロマンス…指定された数字分の墓場を消費して発動する能力。
※エンハンス…本来のコストの代わりに、記載の数値分のPPを支払うことで発動する能力。
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。
※ドレイン…与えたダメージ分、自分のリーダーを回復する能力。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
一ツ尾狐
狐の鳴き声、化かしの合図。
あんたはんには、何が見えてはりますのん?
カード名 | 一ツ尾狐 |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ネクロマンサー |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:3 |
能力 | 突進 |
守護 | |
ラストワード 自分の大妖狐・ギンセツすべてとテラーバンケット・ギンセツすべてを+2/+0する。 | |
進化後 | 攻撃力:3 体力:5 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
収録セット | トークン |
※突進…場に出たターンでもフォロワーを攻撃できる能力。
※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
カード解説(大妖狐・ギンセツ)
第15弾カードパック『アルティメットコロシアム』にて実装されたネクロマンサーのレジェンドカード。『アルティメットコロシアム』環境において「妖怪ネクロ」と呼ばれるデッキの主軸のカードとして環境で活躍。
ギンセツ自体は少し強い程度のカードであったが、妖怪ネクロを環境デッキにまで押し上げたのは、ギンセツに疾走を与える酒呑童子、ギンセツのコストを2下げる、永遠の花嫁・セレスのトークン永遠の誓い、ターンの終わりに破壊されるものの、特定のカードのコストを0にして手札に加えるソウルテイカー・ララの存在があった。
これらのカードと組み合わせることでギンセツのカードパワーが存分に発揮され、妖怪ネクロのフィニッシャーとして台頭したのである。
また本体は重量級のフィニッシャーカードであるが、ギンセツは「アクセラレート」能力によって2コストまたは5コストでプレイすることができ、それによる小回りの利く性能も売りの一つであった。
次弾の『ナテラ崩壊』環境では、アディショナルカード追加前までは環境にいなかったが、アディショナル以降に台頭した「機械ネクロ」や「冥府ネクロ」といったデッキに採用され、準環境デッキとして活躍した。
続く『運命の神々』『レヴィ―ルの旋風』環境においては『葬送ネクロ』が台頭。そちらのデッキと相性の悪かったギンセツは残念ながら活躍することはなかった。
ローテーション落ち最後となる『十天覚醒』環境においては、環境デッキではなかったものの追加カードによって若干強化された「妖怪ネクロ」に採用されていた。
カード解説(テラーバンケット・ギンセツ)
第23弾カードパック『十禍闘争』においてテラーバンケット・ギンセツとしてリメイクされた。
こちらのギンセツは、「十禍絶傑」と呼ばれる集団の内の一人沈黙の絶傑・ルルナイによる「沈黙の試練」を乗り越えてパワーアップしたという設定になっており、その経緯は当カードや潰し宴、怨讐の絶叫のフレーバーテキストにて確認できる。
また、怨讐の絶叫は通常のイラストの他に、ギンセツとルルナイが対峙している様子が描かれたイラスト違いバージョンのカードも存在している。
カード性能だが、こちらのギンセツのコストは5とリメイク前と比べて約半分のコストとなった。
EPによる進化は不可能だが、ネクロマンス能力によって一ツ尾狐を大量に展開できる点は健在。
さらにエンハンス9というリメイク前と同じコストを使ってプレイすることで、自身のフォロワーを全て破壊し自動的に進化する。おおよそ自身のファンファーレで場に出した一ツ尾狐を破壊するため、一ツ尾狐のラストワードによって最大で+8/+0のバフを掛けながら登場できる。
進化後は疾走を持つフィニッシャーであり、他にも様々な能力を併せ持つ。
カード単体では明らかに強化されているのだが、9コストでプレイしても正直決め手に欠けている感は否めない。
2022年8月時点でのネクロマンサーデッキには、ネクロマンスをバトル中にトータル20消費することで、たったの2コストでリアニメイト10という強力な能力を発揮できるケルヌンノスを軸としたデッキが環境においては主流となっている。そちらの条件を達成することでギンセツのエンハンス9よりもかなり効率の良いコストパフォーマンスで打点を出せるため、通常はそちらの条件達成を目指すデッキが優先される。
またリメイク前と比較すると、アクセラレート能力を失ったことで、最低でも5コストからしかプレイできないという取り回しの悪さも出ており明確な短所となってしまった。
それらの要因によって環境デッキとしては使われず、それによって対戦で見かけることは少なめである。
ただし、ネクロマンス能力を得たことで上述したケルヌンノスとのシナジー自体はある。
またラストワードを持つ一ツ尾狐を大量展開できるため、『暗黒のウェルサ』のローテーション落ちによって失ったラストワードシナジーを補う側面も出ており、『極天竜鳴』時点の「ラストワードネクロマンサー」においては使用されるケースがある。
リメイク前と比べるとかなり使いづらい性能ではあるが、このカード独自の強みもあるため、デッキの構築力が試されるカードと言える。
余談
『アルティメットコロシアム』の収録カードであるギンセツの関連カード百鬼夜行には、他の妖怪系カードと共にギンセツが映りこんでいる。
『十禍闘争』の収録カード潰し宴と怨讐の絶叫のイラスト違いカードにてギンセツが映りこんでいる。下記イラストは怨讐の絶叫のイラスト違いバージョン。
リーダースキン
「海越え山越え、屍越えて」
2020年6月11日に実施された『4thAnniversary人気カード投票』にて、ネクロマンサーの人気投票で1位になった。そして2021年3月30日にリリースされた『暗黒のウェルサ』にて、始祖の大狼・オムニスと共に、ギンセツのリーダースキン付きカードが登場し、それと共にギンセツのリーダースキンが実装された。
神撃のバハムート
Shadowverseのイラストの出典を多数抱えている、同じCygamesによるソーシャルゲーム『神撃のバハムート』にも、後に大妖狐・ギンセツが逆輸入されてカード化された。
また、そちらには「炎獄の禍ツ尾狐」という一ツ尾狐によく似たイラストでありながら、「戦力」の数値が主人であるギンセツよりも高いという衝撃的なカードが登場している。
そちらのテキストによると、炎獄の禍ツ尾狐はギンセツを守護する最古の妖狐であるようだ。
関連イラスト
関連タグ
shadowverse shadowverseの登場人物一覧 ネクロマンサー(シャドウバース)
セッカ:同じく九尾の狐のキャラクター。そちらはメインストーリーに登場するキャラクターであり、クラスもエルフであるためギンセツとは無関係だが、そちらが発表されたばかりの頃はギンセツとの関連性が指摘された時もあった。