CV:有馬瑞香
概要
『獣神ライガー』のキャラクター。
ドラゴ帝国を統べる女帝にして巫女。邪神ドラゴの末裔。上半身は妖艶な美貌を持つ絶世の美女だが、下半身は大蛇という魔性の肉体を持つ。終盤にて真の姿を現すが、その正体は三つ首竜の中央の頭部からザーラの上半身が生えたグロテスクな怪物。
冷酷な性格で「利用出来るものは徹底的に利用する」が信条。
巫女である立場上、終盤まで自ら前線で戦うことはなかったものの、都市一つを滅ぼすほどの強力な念動力を使ったり、相手の影に潜って相手の精神と肉体を乗っ取って操ったり、ドル・ガイストの操るメタルナイトを洗脳して逆にドル・ガイストを襲わせたり、サンダーライガーとドルガが束になっても敵わない程の強さを誇る。
邪神ドラゴ復活のために人間界に侵略を開始し、その障害となるライガーを倒すべく、ドラゴ神の啓示を受け、魔竜戦士やメタルナイトを送り込む。
第24話でドラゴの聖杯の力を得てパワーアップし、蛇腹の中ほどから巨大な魔物の口が出現してさらなる異形の姿となる。これにより、ドラゴ神の力の一端を得た彼女の肉体に流れる緑色の血液は、飲んだ者にドラゴ神の力を分け与える効果を持つようになった。作中ではドルクを除く四天王がこれを飲んで力を得たり、終盤では神代ゆいがこれを飲まされて洗脳された。
赤ん坊だったリュウ・ドルクをさらってドラゴ帝国側の戦士として育てたため、ドルクには甘く、ドルクを女帝直属の戦士として贔屓にしていた。
第30話でドルクが人間界で行方不明になった際、そのことを知ったザーラは「あやつを人間に近づけてはならぬ。一刻も早く連れ戻すのだ!」と焦ってドルクを連れ戻すように命令して、そんなザーラの態度はドル・サタンにドルクの出自に不信を抱かせるきっかけとなった。
物語中盤でドルクに反旗を翻されたザーラは、なおも帝国に留まるようにドルクに言うが、それが叶わないと知るや、ドルクに執拗な憎悪を抱くようになる。
最終的に神代ゆいを生け贄にして邪神ドラゴを復活させることに成功するが、心酔していたドラゴが自分を含めた全てを滅ぼすことは予想だにしていなかった。そのため復活したドラゴに「自分の全てを捧げる」と言ったことが仇となり、その言葉通り、ドラゴによって頭から喰い殺される最期を遂げた。