概要
ドラゴ帝国四天王に後半から加わった新将軍。
元は四天王の筆頭ドル・サタン配下の科学者でドクター・ガイストと呼ばれていた。メタルナイト開発の功績によって頭角を現し、ドル・サタンとドル・ファントムら三将軍との指揮権を賭けた戦いにサタンが彼の開発したメタルナイト・ラドラムを出撃させ勝利したことにより地歩を固める。その後、メタルナイトとなったドル・ファントムの死によって空席となった空戦将軍の座をドル・サタンから与えられ、四天王に列する。
ドル・サタンには終始慇懃な態度で接していたが、内には野心と狂気を秘めている。「弱き者に流れる聖なる血よりも強きメカニックに流れる油の方が尊い」という信念を狂気じみたレベルにまで高めており、それをドル・サタンに語り威圧しようとしたり、メタルナイトになるよう強く勧めるなど次第に本性を現していく。終盤戦の手前にて、ドル・サタンを失脚させドル・コマンドを謀殺し帝国の実戦部隊を一手に掌握する。
そして、メタルナイトの脳に仕込んだ洗脳装置を起動させ女帝ザーラを殺し帝国の支配者になろうとクーデターを敢行するが、ザーラの魔力と支配力を見くびっていたことが仇となり、ライガーとの戦闘で劣勢に立ったところを洗脳を解かれたメタルナイトに拘束され、ザーラに処刑された。
漫画版
永井豪氏による漫画版では、ザーラがパワーアップする直前にて、唐突に登場した。
作中では明言されていないが、ドル・ファントムが存命でドル・コマンドが登場していない事から、ドル・アーミーの後釜として陸戦将軍の座を与えられたと思われる。
また、メタルナイトのお披露目の際には登場せず、彼自身も「狡猾な戦術家」として描かれており、アニメ版のような科学者かどうか疑わしい。
ドル・サタンとも会話する描写はなく、むしろアニメ版では険悪だったドル・ファントムと仲良さそうにしており、協力してライガーとドルガに挑戦した。