妹と幼馴染編
いもうととおさななじみへん
⚠️注意
この記事は重大なネタバレを含みます。
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まだ妹のマキが生きてて…姉貴の幼馴染のコウ君もいたころの話…
俺たちは2年前…妹を失った
『俺クロ』の初長編パート(全5→7話)。
別名・『三・二四の埼京事件編』
作中2年前の3月23日〜24日の[[大事件>三・二四の埼京事件]と後日談を書いた過去編であり、シリアスで残虐。その為、主人公達の家族と恩人が殺されたり、戦場を生き残った者達のトラウマと覚悟を過去と現在に至るまでをシビアに展開されている。これにより、『なぜ人は無駄な殺し合いをするのか?』と『僕たちは何を思って戦うのか?』という問いを再確認できる。
国防殲滅部隊と憑从影(シャドウ)の“終わらない争い”の始まりとも言える戦争であり、ユウマ達が憑从影殲滅を目指すきっかけの事件でもある。第四殲滅部隊の黒神マキと浅薙晃誠の視点に立ちながら戦争の恐怖を感じたり、ユウハカの視点に立ちながら家族と恩人を失った痛みと悲しみを知ったシーンは胸が痛くなる。というのも、前章の親父ーズの青春編とShort動画回のメインキャラが悲惨な最期を迎えており、いずれも人気キャラであるばかりに視聴者を最大限どん底に突き落とす鬱展開に俺クロ界隈が混乱してるのである。明快でわかりやすい作品が、突如としてメッセージ性の強い「命の重さ」「戦いの意味」をテーマに掲げて趣向を「見えざる死と隣り合わせの恐怖」を壮絶に出してくるとなれば、大半の愛くるしい子供達は理解と痛みに耐えきれず離脱してしまうのだろう。
「妹と幼馴染」というタイトル通り、主人公立場での「妹=黒神マキ」と「幼馴染=「三途川ハカ」を示している。2年前に救えなかった妹と守らねばならない幼馴染の対比を意味しており、過去と現代の心境の移りと成長を表現したタイトルに込められたメッセージは見事である。
子供向けと思ったら、まさかの大人向けだった瞬間と決定付けられる過去編である。
第1話 | 『ブラコン中学生の憑从影殲滅ルーティン(公認)』 |
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第2話 | 『美少女隊員が抱える心の内?マキに迫る危機とは...(公認)』 |
第3話 | 『殲滅部隊エースの初恋!?ミレイがずっと好きだから...(公認)』 |
第4話 | 『果たせなかった約束...さよなら妹(公認)』 |
第5話 | 『諦めない男の骨頂⇔傷を負った男の涙(公認)』 |
第6話 | 『崩れる街、消えゆく命、砕かし心(公認)』 |
第7話 | 『幼馴染と一緒に泣いた日...それから2年後(公認)』 |