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「姫君」あるいは「姫御前」は、身分の高い人の娘への敬称である。
皇室、公卿、将軍、大名など高貴な身分にあった人の息女への敬称として広く用いられていた。その中でも特に内親王や女王のことは「姫宮」と呼んだ。
そこから転じて、遊女、小さくかわいらしいもの、自分の娘を呼ぶとき、等にも「姫」という呼称が用いられるようになっていった。
本来「姫」という敬称には年齢制限はなく、江戸時代までは高齢の者でも「姫」と呼ばれていた。
だが現代においては、童話やファンタジー等の影響により「姫」は幼く若い女性というイメージが定着してきており、高齢者に対して用いられることはなくなっている。
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