概要
原作:榎伸晃、漫画:小畑健の作品。2015年1号から同年24号まで連載。全3巻。
小学校を舞台に、いじめや体罰、クラス内のちょっとしたごたごたなど、学校内で起きた事件を子供の手で裁く「学級裁判」を巡る"仁義なき"法廷バトルを描く。
主要登場人物
- 犬神暴狗(いぬがみ アバク)
「反撃の証、整ったり!!」
「骨も残さず、俺が論破してやんよ・・・!!」
本作の主人公で小学6年生。12歳で弁護士資格を持ち、趣味は論破する事で、転校先の天秤小学校で転校早々、ゲーム機を持ち込んだことを注意した担任を論破し、周りを圧倒させた。
- 判月鳳梨(はんづき パイン)
「判月財閥の令嬢にして検察界の若きホープ!
お金と頭脳に物言わせ、どんな悪でもキュートに滅す!!
『美少女検事セーラーパイン』こと判月パイン参上!!!」
本作のヒロインで小学6年生。判月財閥の令嬢で、検事資格を持つ。プリキュアのキュアピースが好きで、法廷では、魔法少女風のコスプレ姿になり法廷に立つ。アバクと共に天秤小学校に転校してきた。
- 七星てんと(ななほし てんと)
第1話の事件以降、犬神暴狗の仕事を手伝っている。
- 魚住泳介(うおずみ えいすけ)
七星てんとの友達。
- 小鳥遊愛莉(たかなし あいり)
美少女アイドル。通称「アイリン」
- 畠山邦子(はたけやま くにこ)
「好きな子にイジワルしたくなるのは、男の子だけじゃないんだから・・・」
アイリンの友人。
用語紹介
- 学級裁判制度
学校で起きたいじめや体罰と言った学級会で扱う問題を、一般の裁判同様に裁くために日本政府が始めた制度。全国の小中学校を対象にし、問題が発生した場合、国から検事と弁護士が現場の学校に派遣(転校)され、裁判を行う。法的拘束力を持ち、有罪になれば各種刑罰を受けることになり、証人も虚偽の証言をすれば偽証罪に問われる。
- ベビー
学級裁判専任の裁判官の通称。裁判を公平に帰するために、幼稚園児が担当するが気苦労が多いため、全員老け顔という特徴を持つ。
- 法科小学院(ロースクール)
学級裁判を担当する検事、裁判官の養成機関。
- 鬼ヶ島小学校
裁判で極刑になった者が連れて行かれる学校で、「小学生の刑務所」の異名を持つ。過去にこの学校から独学で司法試験に合格した生徒が3人おり、その中にアバクが入っている。