概要
「クモの子城にその人あり」と言われた天才忍者。
鶴の巣城の若君としんべヱを救出にやってきた乱太郎、きり丸、土井先生と交戦する。
上記の通り名のほか、鶴の巣城の若君からも「恐ろしく強い忍者」と称されているとおり実力は確かで、得意技である分身の術は土井先生ですら見破れなかったほど。しかし乱太郎の乱視であっさり見破られてしまった。
名前を「うな重」と間違われると怒り出すほか、チョークを投げつけられることやサングラスで隠したつぶらな瞳を見られることを嫌うなどわりと弱点も多い。
ネタバレ
実は山田伝蔵の教え子で、忍術学園の出身。クモの子城と鶴の巣城の戦はすでに終わっているのに、太り気味でシェイプアップしたいという理由で乱太郎達に戦いを挑んでいた(1巻)。
敗北後、忍者をやめてうなぎ屋を始めたらしい(17巻)。
アニメでは時々登場している。土井先生の家の大家さんと隣のおばちゃんの会話を聞いて、調査好きのウナギ屋さんとなって土井先生の家の調査をしたことも。当人は怪しい人としか聞かされていなかったので、土井先生とは知らなかった。
余談
忍術描写がリアルな本作においては非常に珍しく、分身の術で何の解説やフォローもなく本当に姿が6人に増えている。
原作最初期のまだ設定や方針が固まっていない頃だったので、実力者として「創作物におけるステレオタイプな忍者像」が割り当てられたのだろう。
(読者からの質問に答える形だけで忍者をやめたことが語られたのも、方針が固まった17巻時点でこのような忍術を使う忍者がいては都合が悪かったことがあるのかもしれない)