守畏禍
すいか
イベント『盛夏、来たりて』のイベントボス。
スイカが群生する無人島、通称スイカ島にある祠に置かれていた超巨大スイカが変形したもの。
…もう一度書くが変形である。地の文でも変形と書かれている。それもただのスイカからまるでスーパーロボットかのごとき姿になる。
しかも怒り時にはフレーム…もとい中身らしき赤い部分が光りだす。
さらに特殊技として指から『シードバレット』なる弾を連射したり、
赤い発光部分が緑色に代わり手に持った木刀を滅茶苦茶に振り回す『デストロイスラスト』という技があったりする…何なんだこのスイカ。
劇中では無人島のスイカを取り過ぎた怨念から(ルリアノートでは加えてスイカ割の遊びに使われた恨みと書かれている)このような姿になったのではないかと推測されたが、無人島に資料などなく真相は定かではない。
スイカ島の祠にご神体よろしく安置されているジンの背丈ほどもある超巨大スイカであり、島の探索中発見した際ルリアはこのスイカと思われる視線を感じている。また、魔物に主人公一行のキャンプを襲うように強いたのもこのスイカだと思われるが、船を修理した一行が航海の無事を祈念して超巨大スイカで守畏禍割りの神事を行おうとした事でついに殺気を剥き出しにして変形し襲い掛かってくる。
この守畏禍割りはジンの故郷に伝わる暑気払いの神事であり、割ったスイカに感謝しながら腹に収め命を頂くことで完結する。カツウォヌスやマツヴァガニの例からしてさぞや美味なのだろう……!と期待していたプレイヤーも多かったようだが、予想に反してものすごくまずかった。
なお、守畏禍を倒して無事ベネーラビーチに帰ってきた翌日、その帰りを待ちかねていたようにルリアとサラが世話していたアサガオが一斉に咲いたのだった。
スイカを割って帰ってきたらアサガオが咲いていた――なんとも美しい夏休みの一コマである。