概要
ギャラクシー開始以前より月刊アニメージュでは二人の関係に注目と言われており、アニメディアでも序盤の見どころとしてこの二人の衝突が挙げられた。
主なエピソード
世界予選~レジスタンスジャパン戦(アニメ2話~14話)
合宿当初(ゴールの守り方に対する)意見の衝突があって以降、全ての試合で神童はゴール前に立ちシュートブロックを続け、井吹が何と言おうと頑なに本来のポジションに戻ろうとはしなかった。
この神童の態度に業を煮やした井吹は「サッカーもイナズマジャパンもどうだっていい。俺の才能を神童に認めさせてやる…!」と発言、剣城を相手に猛特訓を開始する。
予選決勝・ストームウルフ戦(アニメ15~16話)
井吹が新必殺技を決めても厳しい態度を崩さなかった神童だが、予選決勝にてその真意が判明。
“俺はいつでもここにいる。俺を使え。俺はお前の指示通りに動く。後はお前がそれに気付くかどうかだ。お前自身がそれに気付かなければ本当のプレーは出来ないぞ。”
独りよがりなプレーを続ける井吹に対して「本当のプレーとは何か」を気付かせたい、そんな神童の思いを受けて、試合中ピンチに陥った井吹は咄嗟に「神童、頼む!」と叫びフォローを求める。 真の意味で覚醒した井吹に、神童は初めて笑顔を見せた。
グランドセレスタギャラクシー~サザナーラ戦(アニメ19話~27話)
宇宙へ旅立つ前夜、プレッシャーに悩まされる井吹を神童が励ましたり(「もし一点取られても俺たちが必ず取り返す。それがチームだ、忘れるな。」)、宇宙においても神童が井吹に付きっきりで練習を行うなど、徐々に信頼関係を築いている様子が覗える。西園信助がチームに途中加入する頃には、神童は井吹のプレーを褒めるまでになっていた。
ガードン戦(アニメ28話~31話)
第三戦目の地、惑星ガードンでは紫天王ロダン・ガスクスの罠に掛かり、二人揃ってチーム離脱を余儀なくされてしまう。※尚、ロダンの罠についてはアニメ(崖からの転落)とゲーム(トロッコ爆破)でシナリオが異なる。
見知らぬ地で彷徨う井吹と神童を助けたのは機械否定派の長老ログロス・ゴードンで、彼の勧めにより二人はフルスの里で一夜を共に過ごす。翌日、ログロスの試練がきっかけで井吹はマンモス、神童はクジャクと、それぞれのソウルを覚醒。試合当日はスタジアムへの到着が遅れて途中参加となったが、ソウル発動を始めとする息のあったコンビプレーを見せつけ、チームの勝利に貢献した。
アニメでは、里から帰りのトロッコ降車時に足元からバランスを崩した神童の手を井吹が取って支えるという構図を見る事が出来る。
月刊アニメージュ2013年4月号より、このシーンについて製作スタッフは「二人の時が止まり、カメラがぐるりと回り込むと言う、まるで少女マンガのような演出になりました(笑)。別に狙った訳ではありませんが、結果『イナズマ』らしい盛り上げ方になったと思います。」と語っている。
更にその後の二人のやり取りについても「井吹としては、ずっと神童に感謝の気持ちを伝えたかったんですね。なので神童から「ありがとう」と言われて、思わず「こっちこそ!」と言ってしまいました。だけど、神童はなんのことか分からずキョトンとしたままで、あの一方通行な感じもすごく好きです。」との感想も。
曰く、惑星ガードンでの神童と井吹のドラマについてはもっと描きたかったが構成上うまくはまらず、簡単に救ってしまったのが心残りとのことだが、上述のエピソードの他に機械鳥から身体を張って仲間を守り神童に逃げるよう指示する井吹や、崖から落ちそうになった井吹を神童が引き上げるなど、お互いを助け合う姿はギャラクシー開始当初では考えられないほどであり、スタッフの「こだわりのコンビ」としての愛情が十分に感じられる回である。
ゲームは先述の通りアニメとはシナリオが異なる為、ガードン戦後の二人の会話、イナリンクでのやり取り、朝井吹の部屋まで彼を起こしに訪れる神童、最終決戦前に明かされる井吹の進路などゲームならではの絡みが楽しめるので注目。
その他
イナズマイレブンギャラクシーにおける神童と井吹の関係性を日野社長が公言していただけあり、本編に限らずEDやグッズでも何かと隣同士におり、特に和解後は仲睦まじい姿を見せることも多い。
更に、イナズマイレブンシリーズ5周年記念アルバム『本当にありがとう』にてデュエット曲も実現。発売以前より公式サイトの試聴コーナーによって既に話題になっていたが、某事務所のアイドルグループか何かと聴き間違うような高クオリティの曲が、これまた飛び抜けた歌唱力とイケボを持つ中の人達によって熱く歌いあげられている。機会があれば是非聞いてみて欲しい。