概要
重音テトの中の人として
元々、2008年3月30日に2ちゃんねるのニュース速報VIP板に建てられたすべての始まりとなるスレ「架空のボーカロイド作ってニコ厨つろうぜww」において、安価形式で決定したボーカロイド「テトペッテンソン」(後の重音テト)の中の人は大山のぶ代であった。
ただこれでは流石に騙せないので元安価を活かした別名に変更することになり、投票の末に決定したのが「小山乃舞世」である。
ちなみに読み方は初期は「小山 乃舞世」(おやま・のぶよ)の表記揺れがあったが、最終的に「小山乃 舞世」(おやまの・まよ)に統一されていった。
そして釣り動画の歌唱音源データを提供した1人の女性VIPPERが、その後小山乃舞世としてクリエイター活動をすることになるのである(以下、スレ中のコテハンに合わせ「小山乃」と敬称略で表記する)。
2008年のエイプリルフール時の重音テトの声は単純な小山乃の歌唱音源や、小山乃のボイスデータを使った人力VOCALOID音源だったのだが、4月5日にスレにてUTAUのツールが発掘され使用されるようになり、4月13日に小山乃のボイスデータを元にした重音テトのUTAUライブラリが公開。これにより小山乃は「事実上の重音テト名義の歌い手」から「歌声合成ソフトとしての重音テトの中の人」へと昇華された。
その後の「TALQu」や「Synthesizer V AI」での新規音源でも、引き続き重音テトの声のデータを提供している。
絵師として
実のところ小山乃が最初にスレに参加したのは絵師としての活動が先である。
安価で決定したプロフィールを元に、デザインの決定に向けていくつかのイラストをうpしていた。
そして実際のクリエイター活動も絵師としての活動が多い。
ニコニコにおいてはテトの代表曲となる「吉原ラメント」や「命短し恋せよ乙女」などでPVを作成している(「吉原ラメント」は調声も担当)。
またpixivでも「小山乃」名義で2008年5月よりテトを中心として多くのイラストを投稿している。
余談
製作スレにおいて、ついうっかりか当時の自身の年齢をバラしてしまっている。
一応当時の年齢と時期故に時間が余っていたからこそテトペッテンソンの企画からUTAUの重音テトの公開まで高い頻度で参加できた側面はあるのだが…
この結果、2023年に重音テト公式よりテトと同じ年になったことを祝われてしまった。