小野寺リン
おのでらりん
「それから私は私を抹消する計画を立て、実行に移した。」
11巻で明かされた事
父親はキョウヤの学費にリンの医療費と、働きすぎていたようで居眠り運転によって事故死していた。また、母親は彼らが幼いころに変死している。これは柊ナナや三島コハルの両親の死因と関係があるかもしれない。リンがキョウヤの異変に気づき始め、本来真夏の暑い日である母の命日を、冬の日に「明後日だよ」と言うと、案の定話を合わせるための相槌が返ってきたため、病弱で金のかかる自分自身が兄の負担とならないよう「自分を抹消する計画」を実行に移し始めた。
私を抹消する計画
キョウヤは能力の代償である記憶喪失の対策として日記をつけていた。リンはその日記から自分について書かれている部分を完璧に消す=兄の人生に自分はいなかったことにする、という計画を2年かけて成功させた。筆跡をトレースし、ばれないように少しずつ改変し、結果的にキョウヤを欺いた部分、島で頭脳戦を繰り広げていたキョウヤとナナを上回る賢さを持っていたのかもしれない。
その後、一度住んでいたアパートの前でキョウヤと会うが「どちら様か」と言われ
完全に他人となったのを確認して、リンはこの世とお別れ...
と思われたが...
以下更なるネタバレ注意
どういうわけか能力者が集められた収容所の強力な能力者が集まる本部で登場し、
中島ナナオの細胞を利用した能力を無効化する薬を投与され、さらにあの鶴岡タツミに監視されるほど何か、かなり強力で今までにないほどの能力に目覚めた様子だが、それに至った経緯も能力の概要についても、その一切が不明
正体
実は、何かと柊ナナに接触していた謎の眼鏡の男『橘ジン』の正体。正確には『彼女が能力の力で橘ジンの姿になっていると』言うのが真相である。
つまり、彼女の能力は変身能力。
人間以外の動物及び存命の能力者に変身し、その能力を使うことができる。(なお、変身元である橘ジン本人の能力は『念動力』である)。