「わたし人の心が読めます でも…ちょっと空気は読めません よろしくお願いします!」
概要
CV:大久保瑠美
中島ナナオのクラスに転校してきた女子。
笑顔の絶えない明るい性格だが、前述のセリフの通り空気が読めない言動が多い。隣の席のナナオになにかと積極的に話しかけ、彼のことを高く評価している。
友達想いで礼儀正しい美少女。
能力
能力は「人の心を読むこと」。
ふとした時に人の声が聞こえてくることもあれば、集中して相手が考えていることを探ることも可能。
一方的に聞こえてくる心の声に悩むこともあり、転校してくる前は友人がいなかった。
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以下、本編のネタバレ注意。
「わたしは人類の平和のために 彼らを殺す」
真の概要
本作の主人公。
特殊能力を一切持たない無能力者であり、“人類の敵”こと能力者たちを抹殺するために“委員会”から送り込まれてきた暗殺者。
能力者を抹殺するべく送り込まれただけあってその能力は高く、
暗殺等に必要な情報を迅速かつ的確に手に入れられる「諜報力」
相手の能力を推理でき自身の能力と偽れるほど髙い「洞察力」
そして実際に暗殺を成功させる高い「身体能力」などを有する。
前述した性格は暗殺を円滑に行うための演技であり、本来は思慮深く冷徹な性格。
また「人の心を読む」という能力も、実際は自身が持つ洞察力の高さによって偽ったもの。
“委員会”から「未熟な子供が未熟な精神のままなんの苦労もなく強い力を手にすることは危険」だと教え込まれており(実際作中には特殊能力を鼻にかけ傲慢に振る舞う人物も少なくない)また後述の理由で個人的にも能力者に対して敵意を抱いている為、基本的に能力者たちを殺すことへの躊躇いはない。
実は幼い頃に両親を何者かによって無惨に惨殺された過去を持つ。
親を失い親戚中を盥回しにされ、後の上司となる鶴岡に引き取られた際
「自身の両親が能力者によって殺された」事と
「その犯人が家に侵入したのはナナの不注意によるもの」と教えられる。
その事件はナナに能力者への憎悪を植え付けると共に大きな心の傷となった
動向(ネタバレ注意)
転校してきて早々、将来的に能力者たちの統率者になる可能性を持った中島ナナオに接近。学級委員長、もといクラスのリーダーを決める話し合いでナナオを焚きつけ、最終的に彼の能力が「能力を無効にすること」だと把握したあと、崖からナナオを突き落として殺害する。
翌日、「学園最強」と目される時間停止の能力者・渋沢ヨウヘイと接触し、彼の能力の実態が「過去に戻る」ものであることを知る。行方不明扱いのナナオの動向を2人で探ることになり、ヨウヘイがカナヅチであることと、朝に郡セイヤが池を凍らせたままにしていたことを利用し、池の表面に土を被せヨウヘイをそこに誘導し能力を行使させることで、彼を溺死させる。
その後、上記の件にて自らに疑いの目を向けてくる謎の多いキョウヤを探っていたが、突如彼の方から「友達になってほしい」と言われ彼の部屋に招かれる。彼の部屋を見ても人間性が測れず、話せば話すほど彼が分からなくなり、結局能力を含め彼を把握しきれなかったために強行手段に出る。彼が通い詰めていた古校務員室におびき出して爆死させようとするが、彼が持つ「不死」の能力により殺害に失敗。
その結果ナナはその後の事件でもキョウヤに疑われる事となった。
不死を持つキョウヤの存在や5年前の島の学園に通っていた先輩である橘ジンの登場といった予期せぬトラブルに見舞われるが、持ち前の冷静さや洞察力等を武器に彼らの目をかいくぐりながら次々と能力者たちを暗殺していく。
しかし治癒の能力を利用するべく接触した犬飼ミチルと触れ合う内に、彼女の持つ優しさやナナの心の傷を癒したいという思いを受け徐々に変化が起こる。
そして彼女との死別によって自身の行動に迷いを抱くこととなる。
アニメ未放映のネタバレ
ミチルの死後、軍により生徒たちは島から都会の隔離区に移動させられることになる。上司の鶴岡により、後輩として真壁モエをつけられる。超能力者を人類の敵と信じて疑わないモエを見て以前の自分を重ねるナナだった。
鶴岡に、あと1人殺せば人類の敵や委員会についての真実を教えてやると言われ、迷った彼女は橘ジンと、新たに自分に近づいてきた三島コハルと共謀して鶴岡を出し抜くことを画策する。
しかし全てはモエを通して鶴岡に筒抜けであり、銃で撃たれ虫の息であったコハルを手にかけるように言われ逡巡する。モエに人殺しをさせない為にコハルを手にかける。
そこで明かされた真実はあまりにも残酷なものであった。
ナナの両親は、超能力者への隔離政策を批判した結果、他ならぬ鶴岡によって処刑された。
そこで鶴岡は、この死をどう利用するか考えた結果、より残酷に殺すことを考え、その結果生まれたのが心が壊れたナナであった。
推定殺害人数と言うのも委員会がでっち上げたデタラメであり、委員会の人間はナナが何人殺せるのかでゴルフの会員権を賭けていたくらいである。
つまり、ナナがやってきたのは自分の両親を殺した男の為に、超能力を持つだけで自分となにも変わらない少年少女を無意味に殺したという、信じがたく残酷な真実であった。
その事を知ったナナは、銃で自殺しようとするが踏み止まる。
真実を知ったナナはこれ以上人を殺せず、罪を告白しようにもあまりにも人を殺しすぎており協力を呼びかけることもできない。
自分が何もしなければ自分と同じ運命を後輩が辿ってしまい、自殺しようにもミチルが命を賭して守った自分の命を落とすわけにはいかない。
なんとも惨めな話ではないだろうか。
人称・口調・呼称だ!
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口調 | |
呼称 |
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