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概要

『左様なら今晩は』とは、山本中学による漫画。『ヤングキング』2019年17号から2020年1号まで連載された。単行本全1巻。

同棲していた恋人に振られた、ごく普通のサラリーマン・陽平と、彼の部屋に突如姿を現した若い女性の幽霊・愛助の奇妙でハートフルな共同生活が描かれる。

2022年11月に実写映画化。舞台は広島県尾道市となっており、原作のセンシティブな描写も比較的抑えめとなったオリジナルストーリーで展開され、愛助のキャラクターも備後弁を喋る真面目でウブな幽霊となっている。(ただし、根本的な設定や前半のストーリー展開は概ね原作通りである。)

2023年1月11日からAmazonprimevideoで独占配信開始。


登場人物

同棲していた彼女から結婚を目前にして、「一緒に居ると気が滅入る」と別れを告げられる。

その直後に現れた女性の幽霊が部屋から出られないため、やむなく「愛助」と名付け共同生活をしている。(理由は、原作だと「スケベだから」、実写映画では「犬の名前っぽくしてみた」となっている。)

当初は愛助のことを拒絶していたが、生活していくうちに次第に彼女のことを大事な存在と思うようになる。


若い女性の幽霊。生前はOLで陽平の部屋に住んでおり、高熱で倒れ込んでそのまま病死している。

以来、部屋から出られずに居続け、陽平の彼女が去った後に初めて陽平の前に現れ、話しかけられるようになる。

真面目でアドバイス好きだが、痴女的な面もある。次第に陽平と親しくなっていき、やがて陽平を慕うようになる。

実写映画版では、生前の職業が明言されておらず、本人も「人と会う仕事」とはぐらかしている。また、痴女的な面も鳴りを潜めており、備後弁を喋る。成仏に関しても、原作のような強制的なものではなく最終的に自身の意思で行われた。


陽平の会社の後輩女性。以前から陽平に好意を持ち、陽平から彼女と別れたと聞くと、職場で飲み会を企画する。

飲み会後に陽平を誘惑し陽平の部屋でいちゃつくが、その時に見てしまった愛助は果南には恐ろしい姿に見えた。


不動産店主。陽平が住むアパートを斡旋する。愛助のことについては何か知っているようであるが、幽霊については信じておらず半分面白がって半澤の話を聞いている。


映画オリジナルキャラクター。(原作に一応モデルとなった霊媒師が居る。)果南の叔母であり、スナックのママ。インチキじみているが霊媒師でもある。ただ、幽霊を強制的に成仏させることはできないらしい。


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