バイクに乗っていないと、スリルを味わってないと、僕は… 生きてる気がしないんだ。
CV:七海ひろき
概要
作中に登場する不良集団「鬼島連合」の幹部でNo.3。バイクチームを率いている。
人物
パーマがかった髪型にカーディガンを羽織った爽やかな青年で、左手の甲には鬼島連合のマークが入っている。
不良集団の幹部にしては温厚な性格で素手の喧嘩もしないため、下っ端からも「傘下に入れさせてくれ」と度々お願いされるほどだが、莇美とは何か因縁がある模様。
本性
どいつもこいつもスリルが足りないんだよ…
もっと僕を追ってこいよ… 死の淵まで追ってこいよ!!
温厚な性格は普段の話であって、一度バイクに跨ると人格は180度変わり、目つきや口調も悪くなるほか、スリルを求めて危険な運転を続ける暴走族と化す（飯沼のような違法改造を施して爆音を鳴らすようなタイプではなく、走り屋のようなタイプ）。普段は上着を羽織っているため分からないが、両腕には禍々しい刺青がびっしり入っている。
運転技術も上手いというレベルではなく、自分の手足の如くバイクを操るほど。実際、動いている人間に対してタイヤをピンポイントでぶつけて吹っ飛ばしたり、高速走行中にシートの上に立ち上がったり、階段といった最早道路でない場所も器用に走ったりしている。自身を追いかけていた白バイ隊員を再起不能にしたという噂もある。
バイク以外のことには殆ど無関心なため、「バイク勝負に負けたらチームの頭も幹部の座も全て譲る」としているが、誰も太刀打ち出来ない状態が続いている。
過去
元々バイクの才能はずば抜けていたようだが、それ故に仲間達からも「イカれている」と恐れられるようになり、孤独を抱えたまま暴走を続けていた。
そんな時、とある白バイ隊員と出会い、自身以上のテクニックを持つ彼にバイクとの向き合い方を諭されたことで次第に心を開いていくようになり、暴走行為から足を洗うことも考えるようになっていた。
しかし、「最後の追いかけっこ」と決めた際、調子に乗って事故を起こしそうになった自身とその場に居合わせた莇美を庇った隊員は大怪我を負って再起不能となってしまった。自分を止めてくれそうな相手を失ってしまったことで宙ぶらりんとなってしまい、以前にも増して危険な運転を惰性で続けるようになってしまったと共に、恋慕の対象でもあった白バイ隊員を奪われた莇美からは強烈な憎悪を向けられることとなる。
劇中の活躍
白バイ隊員に扮して暴走族狩りを続ける莇美に対して落とし前をつけさせるべく、彼女を集会に誘き寄せる。
しかし、そこに六道達が乱入してきたため、「負けたら何でも言うことを聞く」という条件のもと、六道を後ろに乗せてバイクでの鬼ごっこを持ちかける。勝負では圧倒的なテクニックで莇美を引き離し、六道のことも振り落とそうとするが、最後は彼らの捨て身の連携プレーにより敗北することとなる。勝負後は以前からの宣言通り莇美にチームを譲ってその場を去ろうとするが、条件を覚えていた莇美によって、かつて因縁のあった白バイ隊員のもとを訪れることとなる。当初は気まずさから渋っていたが、隊員の方は事故のことを全く気にしておらず、むしろ近況を気にかけてくれていたため、涙を流して謝罪した。
その後は鬼島連合を脱退し、中古バイク屋で真面目に働いている。莇美とは過去の因縁を乗り越えて和解したようだが、幼田の誕生日会に呼ばれた際は莇美の伝え方が紛らわしかったこと、自身の誕生日が幼田と被っていたこともあって自分の誕生日会と勘違いして大恥をかいたことも。しかし、バイク繋がりで共闘することも多く、いつの間にか良い雰囲気となっている。
関連タグ
・姫野莇美
