概要
みかわ絵子の野球漫画『忘却バッテリー』に登場する架空の高校。
名将・岩崎監督率いる西東京地区一の名門校。
- 野球部専用施設として、トレーニングルームや室内練習場、ナイター対応のグラウンドなどを完備している。
- 部員は全寮制で共同生活を行い、自宅が近辺にある寮生は月一での帰宅が許されている。
- 部活中に個人の携帯電話の持ち込み・使用は厳禁だが、容易に帰宅できない地方出身の部員には、練習後の貸与が許可されることもある。
部員
- 国都英一郎(こくと えいいちろう)
CV:大塚剛央
一塁手 / 右投左打 / 1年→2年
スタメン唯一の1年生かつ主砲。日頃の温厚さとは裏腹にスイングは猛々しい。
シニア時代に憧れた清峰・要バッテリーと同チームになるのを夢見ていたが、後に考えを改め好敵手としての対戦を望む。
- 飛高翔太(ひだか しょうた)
2年生でプロ野球のドラフト候補にもなる速球派エース。
投手としての才能は抜きん出ているものの、他者には難解な思考回路をしており後ろ向き。
- 陽ノ本当(ひのもと あたる)
投手・左翼手 / 右投右打 / 2年→3年
投打で活躍する帝徳・二枚看板の片割れ。
プレイに安定感があり、人柄の良さでもチームの団結に一役買っている。
- 小里偲歩(こざと しのぶ)
遊撃手 / 右投左打 / 2年→3年
強気で塁を狙う帝徳一俊足な1番打者。
種々を気にしがちなので、短気を起こすのも帝徳一。
- 千石今日路(せんごく きょうじ)
二塁手 / 右投左打 / 2年→3年
性格の癖は強いが、打撃技術が高くチーム内での信頼も大きい。
後輩から「千石さん」と連呼され、名前を呼ぶなと返すのが恒例化している。
- 益村重光(ますむら しげみつ)
帝徳の正捕手で、扱いの難しいエース・飛高を女房役として支える。
口数は少ないものの、レギュラー陣では1番の常識人。
- 久我歳行(くが としゆき)
三塁手・右翼手 / 右投右打 / 2年→3年
主砲の国都に続くクリーンナップ。
顔立ちは厳ついが、子供好きでお年寄りを大事にする思いやりの持ち主。
2年目から登場
- 乗冨大善(のりどみ だいぜん)
捕手 / 右投右打 / 1年 / 佐賀・神崎ボーイズ出身
小柄ながら典型的な捕手体型。岩崎監督に自ら売り込み、そのユニークさと可能性を買われる。
強い自信に見合う捕球技術があり、どんな相手にも忌憚なく教えを請い、得られた知識を自分に合わせて体得できる理解力も持つ。
指導陣
- 岩崎監督(いわさき)
CV:金尾哲夫
帝徳の監督。冷静沈着な名将として知られるが、逸材を前にすると正気を失う。
清峰・要のバッテリーと千早・藤堂の二遊間を獲得できず消沈する中、4人全員が都立チームにいるのを目の当たりにした時には奇声と共に膝から崩れ落ちた。
余談
テレビアニメ版では、日本大学第三高等学校が帝徳のモデル校として制作協力している。