概要
アニメ『ガン×ソード』のヴィラン・カギ爪の男と、彼が率いる集団の最終目標。
カギ爪の男の悲願である人類すべてが自分と同様に争う感情を捨て去り、穏やかに生きる世界を作る事を目標とし、惑星エンドレス・イリュージョンにて計画した。
具体的には、自らの犠牲と引き換えにエンドレス・イリュージョン人すべてに遺伝子レベルでカギ爪の男の思想を植え付けるもの。
方法としては、エンドレス・イリュージョンの月に設置された惑星破壊兵器「プリズン・プラネット・デストロイヤー」を飛行能力を持つサウダーデ・オブ・サンデイで起動させ、人間の心を蝕む効力を持つオルフェの花を触媒に月をエンドレス・イリュージョンにG-ER流体で繋ぎとめる巨大ヨロイ・バースデイによってエンドレス・イリュージョンを一度破壊し、人類の全てを抹殺。その周辺宙域の時系列を圧縮・再変換させエンドレス・イリュージョンの時間を巻き戻し、オルフェの花の効果で原子分解されたカギ爪の男の意識を全人類に浸透させる。というもの。
普通に考えれば不可能に近く、事実カギ爪の男の組織も何万回もシミュレートした結果全て失敗に終わっている等実行できても成功しない無謀極まりない計画であるが、カギ爪の男はシミュレートで失敗したとしても本番ならば絶対成功すると確信しており、彼の思想に共感した者もそれを妄信している。
カギ爪の男がヴァンに「大切な人を生き返らせてあげよう」と言ったり、レイに「生きている人間の仇は取れない」と言ったのも、この計画によってエンドレス・イリュージョンの時間軸が巻き戻るため、自分が殺したヴァンの恋人・エレナやレイの妻・シノの死もなかったことになるためである。
ヴァンはこの計画をよくわかっていなかったのだが、(ヴァンどころかあまりにもぶっ飛びすぎた計画であるため仲間たちも理解できず、まともに理解できたのはジョシュアだけだった)「死んだ人間は絶対に生き返らない」「お前は俺からエレナの死まで奪うのか!」と激昂。最終的にはヴァンのダン・オブ・サーズデイによってカギ爪の男がバースデイごと真っ二つにされ死亡したことで計画はとん挫した。