概要
聖徳太子の為に、秦河勝が603年太秦に建立した寺を「広隆寺」と云う。
本尊は弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)。
説明
京都府最古の寺ということで誉れ高く、秦氏の象徴的権威ともされるお寺である。
弥勒菩薩半跏思惟像は霊宝殿にて公開されている。
弘仁9年(818年)の火災で全焼した為に創建当時の建物は残っていないが、その後再興された。
久安6年(1150年)にも火災によって全焼する被害を受けるも、今回はさらに早く復興できた。
広隆寺から徒歩10分の、7世紀の築造の中において京都府最大の石室を持つ蛇塚古墳も、秦一族説があったりする。