引き籠り錬金術師は引き籠れない
ひきこまりれんきんじゅつしはひきこまれない
主人公の幼馴染1人を除いて互いに勘違いをしあいながら物語が進んでいく作品。
原作紹介文
主人公のセレスは母に技術を叩きこまれた錬金術師である。
錬金術師としては天才であり、採取の為の危険行動も苦と思わず、戦闘能力も高い。
だが彼女には致命的な欠点が有った。余りにもコミュ障だったのだ。
その結果才能を腐らせ引き篭もり、切れた母の手で見知らぬ地に放り出される。途方に暮れながら街に向かい、コミュ障を全力で拗らせつつも才能を発揮。只々人に会わない選択をしているだけだが上手くいき、それと共に勝手に街も発展していく。
これは引き籠ろうとするが引き籠れない日々を送る、優秀だが残念な錬金術師の物語。
目指すは完全なる引き籠りライフ。出来るかどうかは解らない。
セレス
主人公 職業:錬金術師
幾多の伝説を残している母親の才能を引き継いだ規格外の天才錬金術師なのだが、極度の人見知りのコミュ難で絶えず怯えており、絶えず臨戦態勢状態の為何も知らない人たちからはあまりの殺気のせいで怯えられている。
一度でも心を許した人たちに対しては笑顔を見せたりしている。又、親しくなった人たちに向けられた悪意を決して許さない性格で、後方から襲撃された友達を守る為に襲撃者を腕一本を残して跡形も無く消し飛ばす(蒸発させてしまう)などの過剰防衛をするなどしている。
リュナド
職業:街の門番
セレスが初めて街に入る際にセレスに話しかけた門番。セレスとは仕事上の声掛けをしあうだけの関係だったが、比較的普通に接してくれた事から彼に対してセレスは徐々に心を開いてきている。
周りから見るとセレスとリュナドは(付き合っているようにしか見えない程)両思いなのが一目でわかるのだが、互いに仕事上の付き合いという先入観が邪魔して自分自身の恋心を自覚していない。
セレスの大切な人の1人
ライナ
セレスの幼馴染 職業:食堂の女店主
子どもの頃に引っ越して以降離れ離れだったが、偶然再会する。
セレスの事は何でも分かっているツーカーの仲でセレスが口に出さなくても一通り(読心術と勘違いされる程度で)理解可能。それ故に相談された際は的確な助言等をしている為、セレスは助言を絶対視している。
セレスの1番大切な人。 セレスとリュナドの双方の無自覚な思いを理解しており、助言などをしている。
精霊
セレス達が暮らしている街のそばに在る山に住んでいる精霊。
個々の個性が余り無く弱いが、群体としては規格外な力を有している。
諸事情で街に移住した結果、爆発的に増え人とのふれあいが有る一部の精霊は個性を持つようになっている。