またはアニメ『PSYCHO-PASS』21話「血の褒賞」のこと。
※以下ネタバレ注意
槙島の罠にかかった宜野座を守るため、征陸智己が殉職するという、まさかの展開に衝撃を受けた視聴者が、色相を濁らせてサイコパスを悪化させてしまう現象。
元々親子関係は決して良いとは言えなかった二人だが、刑事として犯人を確保するか、親として息子を助けるか―――――その二択を迫られた征陸は、息子を守ることを選択した。
目の前で起こった父親の殉職。罠に捕まったままだった左腕を無理矢理に引き抜き、瀕死の征陸に駆け寄る宜野座の姿や、死にゆく間際に息子に言葉をかけた征陸のシーンは、まさに心打たれるものだっただろう。
また21話放送終了後に公式ページに掲載された有本欽隆氏のコメントには「征陸はある意味幸せな死を迎えたと思います。」という言葉があった。そうであることを祈るばかりである。