快楽ヒストリエ
Pixivユーザーでもある作家火鳥氏の商業誌デビュー作。ワニマガジンの成年雑誌快楽天ビーストの巻末で連載されていた。全二巻。
エロ漫画が世界を作り、エロ漫画が人類の歴史を動かしてきたのだ!という斬新を通り越して狂気に足をツッコんだ新説を提唱し、学会を騒然とさせた問題作である。
それまでも東方Projectの二次創作でとち狂った・・・もといスラップスティックなギャグマンガを制作してきた火鳥氏であったが、それらと比較しても本作は群を抜いてぶっ飛んだ内容であり、同人誌時代からのファンはもとよりビースト読者の腹筋を崩壊させることとなった。
同時に本作は単なるデタラメ歴史漫画ではなく、要所要所にきちんとした歴史的事実を小ネタとして挟み込んでおり、歴史通なら更に楽しめる内容となっている。
ちなみに成年雑誌連載なのに女の子のエロスは一切描かれず、エロシーンとかろうじて言えるのは「おっさんの乳首を美少女が吸う」という地獄めいたシーンだけである。それでも我々読者は、いつか火鳥先生がエロ漫画を描いてくれると信じている。信じよう。
ストーリー
”神”は七日間で世界を生み出し、翌週に快楽天ビーストをコンビニへ買いに行った。
生命の誕生から始まり、これから歴史となるであろう未来の世界に至るまで、生命と人類に影響を与え続けてきたものがある。そう、それはエロ漫画。生命の進化を促し、人類に文明を授けた存在である。人類が”歴史”を生み出す原動力ともなったものだ。
これは、今まで黙して語られてこなかった、エロ漫画と歴史の真実を描いた書である。信じよう
歴史の真実
・豊臣秀吉は女子高生だった
・天草四郎は女子高生だった
・劉備玄徳は女子高生だった
・古代ローマ帝国の剣闘士はエロマンガを武器にしていた
・ジャンヌ・ダルクは新進気鋭のエロ漫画家だった
・・・これ以上を語ることは無粋であろう。真実を知りたい方は、ワニマガジン社刊行『快楽ヒストリエ』全二巻を買って読もう。信じる心が、貴方を導く。
歴史的迷言録
「ナイルの恵みだ・・・抜くがよい」
「やかましいッ!!百姓は生身の田舎娘とセックスでもしておれ!!」
「アナルに異物を差し入れたるは業深き人の身ゆえ、お犬様であればさようなことは致しますまい」
「まさか私が・・・生身の作者と親交が出来た途端、使うのに抵抗が出るタイプだったなんて・・・」
「・・・刃を恐れぬ戦士も、快楽天ビーストを向けられては勃起に抗えぬ・・・」
「アツアツごはんにフィストファックなんて、あなたの美しい指には似合いませんよ」
「バズさん!真空でズボンおろしちゃダメってNASAに言われてるでしょ!!」
「JKはローマ帝国の衰退とともに滅びました・・・」
「さんすうが苦手か…!?」
「帰ってママンのオッパイを吸うエロマンガが読みたいよぉぉぉ!」