概要
国家資格の情報処理技術者試験と名前が似ているが、全くの別物である。ただし出題範囲はきわめて似ている。
主にプログラマーやシステムエンジニアなどを目指している専門学校の学生が受験する検定で、国家資格の基本情報技術者試験(FE)の練習にもなる。
(一応、大学生や社会人も受験できるが、あまりメジャーな検定ではない)
1級、2級、3級があり、2級以上は第一部と第二部に分かれている(3級は第一部のみ)。
第一部はFEの午前科目のような一問一答形式であり、第二部はFEの午後科目のような長文問題が出題される。
プログラミング言語はC言語やJava、Python、アセンブラ、表計算ソフトのいずれか一つを選択して解答する。
合格と認められるためには第一部、第二部両方で及第点を取る必要があるが、2級は科目合格制度もある(1級は両方とも同時に合格しなければならない)。
難易度は1級はFEとほぼ同じくらい、2級はFEよりやや簡単とされる。
2級第一部に合格した人はその後講習を受けて修了試験に合格すれば、FEの午前科目が1年間免除される特典がある。
社会的評価
この検定はあくまで専門学校生向けのものなので、社会的評価は高いとは言い難い。
この資格を取って満足するのではなく、できれば国家資格の基本情報技術者(FE)までは取るようにしよう。