概要
特急日生エクスプレスが運休となる土曜に、能勢電鉄内で停車駅が同じである日生急行日生中央発川西能勢口行きが2本運転された。4両編成で運転され、川西能勢口に到着した後、回送電車もしくは普通電車として日生中央方面に折り返した。
英語で"Nissei Express"と表記すると、能勢電鉄の種別としての「日生急行」を示す。そのため特急日生エクスプレスは英語で表記すると「特急」を示す"Limited Express"となる。
日生線が開業した1981年3月9日のダイヤ改正で日生急行が設定された。基本的には日生中央発川西能勢口行きのみだったが、1996年のダイヤ改正では川西能勢口発日生中央行きも設定された。
日生エクスプレスの運行開始前は平日と土曜に運転され、山下と畦野に停車し、平野は両方向とも通過だった。妙見口から平野までの各駅停車だった妙見急行よりも日生急行の方が利用者が多かったこと、川西能勢口行きが平野での乗り降りが難しかったことからだったとされる。また乗客数以外にも平野駅が用地の関係でホームの延伸が困難だったため、特急日生エクスプレスも平野を通過する予定だったが、地元の通過反対により、1号線、2号線に面するホームを川西能勢口寄りの踏切まで伸ばして8両対応にし、日生急行、特急「日生エクスプレス」ともに平野に停車するようになった。
特急「日生エクスプレス」の運行開始とともに日生中央行きの日生急行が廃止。2000年6月4日のダイヤ改正で特急「日生エクスプレス」が15分間隔での運転を開始すると同時に日生急行が平日の運転を取りやめ、土曜に2本の運転となった。
2017年3月18日のダイヤ改正で廃止。
2018年6月、大阪北部地震の影響で阪急宝塚線との直通運転が中止となり、日生エクスプレスと同じ時間帯に川西能勢口発日生中央行きが日生急行として運行された。