「健闘を祈るよ、おイモちゃんたち」
概要
CV:鈴村健一
早坂相とは、『WakeUp,Girls!』のキャラクター。
世界的な音楽プロデューサー。I-1 clubのプロデュースも行っており、彼女たちを国民的アイドルの地位に押し上げた功労者の一人。ただし、彼が関わった時には既に島田真夢は追放されていたため、面識はなかった。
仙台を訪れた際にWake Up, Girls!のライブを見て興味を持ち、「Wake Up, Girls!に関する全権を預ける代わりにノーギャラでプロデュースする」事を丹下順子に提案して受け入れられる。I-1 clubのメンバーからは金の亡者と思われているが、実は金に対する執着はなく、ダイヤの原石と認めたアーティストを磨く事にのみ興味を見出しており、既に頂点に立ったI-1 clubには興味がなくなったと語っている。
Wake Up, Girls!に対しては週一ペースで来仙して厳しくレッスンするほか、能力に劣る林田藍里に解雇を通告。他のメンバーにも藍里を斬り捨てるか、全員解雇されるかの選択を迫るが、一方で自分と辞める気になっている藍里を説得できれば全員残留させると条件を課し、6人がそれを達成した事で藍里の解雇を撤回した。
なお、この時Wake Up, Girls!に課した自分を説得する条件は「クレーンゲームの景品を三個取る事」で、後の続劇場版では自室にその景品を飾っているシーンがある。
その後、アイドルの祭典に出場するWake Up, Girls!に新曲「極上スマイル」を提供するも、「もっと良い曲ができた」としてI-1 clubに「極上スマイル」を提供し、Wake Up, Girls!にはその「もっと良い曲(難易度も高い)」である「7 Girls War」を提供するなど、Wake Up, Girls!に試練を課し続けた。
アイドルやパフォーマンスに関する持論・評価を様々な食べ物に例えて語る、独特な感性の持ち主で、丹下からは「奇人変人」、松田からは「言ってる事が理解できない」などと評価されているが、Wake Up, Girls!のメンバーからは強い信頼を受けている。
続劇場版では東京進出が決まって浮かれるWake Up, Girls!を快く思っておらず、新曲の提供を拒否。しかしプロデュースに恵まれず人気が急落するWake Up, Girls!の現状を見て翻心。新曲「少女交響曲」を提供し、再びアイドルの祭典に参戦する事を勧める。しかし、決勝用新曲の提供は「Wake Up, Girlsの本当の力が知りたい」と言う理由であえて断った。
「満足させるのは僕ではなく客だ」と繰り返し伝えるなど、Wake Up, Girlsにプロのアイドル、アーティストとしての気構えを叩き込んだ人物である。
新章
音楽プロデューサーとしての名声は健在でI-1だけでなく、バーチャルアイドル「マキナX」のプロジェクトにも参加している。「気乗りがしない」という理由でI-1の新曲製作を拒否するなど、気まぐれな性格も健在。
丹下社長、松田からツアーの目玉になる新曲の製作を要請されていたが、曲のみを提供し、それにふさわしい歌詞を自分たちでつけるように、とWake Up, Girls!メンバーに提案。自らは突然渡米し、日本での活動からは手を引いてしまう。
過去に「Task'ill」というバンドに所属しており、かなり人気もあったが、その性格から他のメンバーとの間で軋轢を起こし、「Task'ill」を解散に追い込んでしまった経験を持っていることが、本人の追憶から明らかになっている。追憶時の切迫した表情から、本人にとってはかなりのトラウマになっている記憶である様子。
アメリカでVドル「マキナX」のプロデュースを進めていたが、ミスをしない完璧なアイドルよりも、時に計算外の力を発揮し、予測以上の成果を出すリアルアイドルの可能性の方を信じると決め、Wake Up, Girls!に仙台公演の会場を提供するなど、側面から活動を支援。最終回では「これから日本のアイドル界は面白くなる」と語り、帰国の途に就いた。
コミック版
公式外伝コミック「リトル・チャレンジャー Wake Up, Girls! -side I-1 Club-」にも登場。レッスンがうまくいかない主人公の高科里佳にやはり食べ物に例えたアドバイスを送っている。
本編ではWake Up, Girls!に「4点を付けたのはじめて」と言っていたが、本作ではI-3のライブに飛び入りした吉川愛に4点を付けていた。