概要
年中行事や自然界の様々な出来事が、本来起こるべき時期とは違う時期に生じること。
例えば桜の狂い咲きは時期外れの好例である。
年中行事絡みの例で言えば、クリスマス以外の時期にサンタクロースが登場したり、真夏に鯉のぼりを揚げたりなどの例がある。
当てはまらないもの
文化圏の違いによって、行事などが異なる時期に行われる場合はこれに当てはまらない。
祝い事の時期が異なることは大いに有り得ることなので、なんでもかんでも簡単に「時期外れ」と呼んで片付けてはいけない。
例えばお正月は、日本では太陽暦の一月一日に祝うものだが、中国や韓国などでは太陰暦で祝うので、日本から見ると一か月くらい遅れた節分や立春の時期にお正月がやって来ることになる。
また、クリスマスのある12月25日は北半球では冬至直後の寒くて雪の降る時期だが、オーストラリアやアルゼンチンなどの南半球の国々では夏真っ盛りである。北半球の人から見ると時期外れも甚だしいように見えてしまうが、南半球の人達だって本来の日付どおりにクリスマスを祝っているだけなのだから仕方ない。