概要
東方ロストワードのストーリー「記憶遺跡」「紅魔塔」などに登場する、ある別世界の十六夜咲夜。竜言語の黒魔法剣士こと『流星卿』の仲間らしい。
時空卿という号の名は自身が所属している陣営の中心人物である幻想卿から賦与されたモノ。位階は九位。
ただしこれ以外の詳しい情報は不明。
容姿
他の「〇〇卿」を名乗る者と同様、龍の要素が加わっている。
スペルカード
敵として登場した際に使用したスペルカード。黒幕キャラと同様に竜に関連する名前が加わっている。
- 時竜『架空のハイドロアルコス』
東方緋想天の自機スペカ、時符「イマジナリバーチカルタイム」のアレンジ。
「架空のハイドロアルコス」は恐らくハイドロアルコスの化石に関する騒動が元ネタで、「虚数」を意味していた「イマジナリ(imaginary)」に「架空の〜」という意味を掛けていると思われる。
1840年、詐欺師のアルバート・コッチは2体の不完全な「バシロサウルス」の化石を組み合わせ、その生物を「ハイドロアルコス(水の王)」と呼んだ。当時のプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世は、アルバートからこの化石を買い取り、博物館に展示してしまう。その後、アルバートはそっくりの化石を一から作り出し、同じ方法でシカゴの美術館館長に売りつけ、さらに1845年には「大海蛇展」を開いてハイドロアルコスを展示し入場料を取っていた。
- 妖竜『別次元の飛翔ラプトル』
東方輝針城におけるA装備(妖器あり装備)のボム、妖器「銀色のアナザーディメンジョン」のアレンジ。本来は被弾を防ぐバリアを張る技だったが、今回はアレンジに伴い攻撃技に変更。
「飛翔ラプトル」は恐らく「アーケオラプトル」のこと。1999年に発見された羽毛恐竜の化石に「アーケオラプトル」という名前が付けられ、雑誌には標本記載された。しかし化石は偽造であり、標本も捏造されたものであったことも判明した。