※東方ロストワードのメインストーリーのネタバレを多分に含みます。
概要
東方ロストワードのメインストーリー第4章から登場する、別世界の霧雨魔理沙。ただしこれ以外の詳しい情報は不明。
流星卿という号の名は自身が所属している陣営の中心人物である幻想卿から賦与されたモノ。位階は二位。
ただしこれ以外の詳しい情報は不明。
容姿
黒を基調とした色の洋風のコートまたはブレザーの下の「東方香霖堂」や「The Grimoire of Marisa」の時を思わせる衣装、大きな黒い三角帽子はもちろん、右手のミニ八卦炉と霧雨の剣が合成されたマジックアイテム「マスターブレード」が最大の特徴。
まさに魔法使いに相応しい容姿である一方で、スペルカード発動時には黒いオーラをマスターブレードに纏わせることで精製する龍の頭を模した大砲からマスタースパークを放つ姿はさながらドラゴン(西洋竜)を彷彿とさせる。
背中から大きな翼が生えているようにも見えるが、これは後述の「アストラ」のものである。
ちなみに肩に乗っている黒く大きな翼を生やした蛇のような生物は、むかし助けた邪龍の子供らしく、魔理沙によって「アストラ」という名前を貰った。今では旅の相棒となっている。
蒐集家であることは変わっていないようだが、作中ではわざわざ珍しいマジックアイテムを使って主人公の時間を借りる描写もある。
メインストーリーだけではなく、『紅魔塔』にもメインキャラクターの1人として姿を現す。主人公の謎を追っているようだが、その目的は一切不明。
正体と目的
「『帝都』は危険だ。これから危険になる。」
「お前に、命を失ってほしくないんだ。」
主人公「なぜ、そんなに危険だって分かるの?」
「……。」
「…………。」
「それは、私が――」
「――ロストワード異変を、起こしているから。」
第4章第2編にて、この魔理沙こそが『ロストワード異変』の黒幕側に付く存在であることが明かされた。
そしてその直後に『私(主人公)の新しい友達』として敵対し、戦うことになる。
戦闘時においても黒幕(LW)を対象とした特攻弾が反応するためミスリードの可能性は限りなく低い。
このことから、第2章の紅夢の魔女に⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎を代償として『友と肩を並べられる程度の能力』を、第3章の小さな幽々子の世界に居た魂魄妖夢に⬛︎⬛︎⬛︎と⬛︎⬛︎⬛︎を代償として『』と『』を与えた謎の声の主と同一の存在である可能性があると考察されていたが紅魔塔460階クリア後のストーリーにて『名を奪う対象』と『存在を奪う対象』を意図的に完全に一致させるための試験運用としてロストワード異変を引き起こしていたことが判明した。
『早すぎた結末 第6話』
ステータス | 数値 |
---|---|
HP | 285000 |
結界 | 7→7→なし |
行動 | 名前 |
拡散 | 名称不明(単体攻撃) |
集中 | 名称不明(単体攻撃) |
スペカ1 | 恋竜『ドラゴンスパーク』(全) |
スペカ2 | 竜星『ブラックドラゴンメテオ』(単) |
スキル | 効果 |
ドラゴンスターバースト | 相手全体の命中を3段階ダウン(1T)、相手全体の陽防・陰防を1段階ダウン(8T) |
(EX1)ドラゴナイズマジック | 1回目のゲージをブレイクすると発動。2ターンの間相手全体のブーストの使用を禁止、自身の弱点が土属性に変化する、自身の耐性が日・月・木・金属性に変化する(永続) |
(EX2)ドラゴナイズソーサリー | 2回目のゲージをブレイクすると発動。2ターンの間相手全体のブースト・スペルカードの使用を禁止する、自身の弱点が土&星属性に変化する、自身の耐性が日・月・水・木・金属性に変化する(永続)、自身がフルブレイク状態にならなくなる、自身が結界異常にかからなくなる(永続) |
絵札
このステージをクリアすると、低確率で『流星の魔法使い』という絵札をドロップする。
テーマ曲
竜言語の黒魔法剣士のテーマ曲は、DiGiTAL WiNGの「magic evolve」。原曲は「メイガスナイト」。
※2:15から。
余談
本編や「紅魔塔」では特に主人公(ロス子)を気にしてることから、ファンの間では早速竜ロスなるカップリングが作られている。
ミニ八卦炉と霧雨の剣からひとつのアイテムが生成できたのは、元となったものがどちらも材質が緋々色金(ヒヒイロガネ)であったためと思われる。
ちなみに「マスターブレード」の名称は他の二次創作作品であれば『東方サッカー』などで用いられている技名としてそこそこ有名である。
一部のプレイヤーからは邪龍の頭に気づかず、羽を生やした魔理沙と思われていたとか。
書籍『東方鈴奈庵』の第八話〜第九話「お稲荷さんの頭巾」に登場した邪龍は、鈴菜庵にある巻物「百鬼夜行絵巻」に魔力を封印されていたが、白蛇の姿で魔理沙の目の前に現れて彼女を騙し、いろいろあって力を取り戻し空へと帰っていった(該当記事参照)。
ちなみにその後はお礼として魔理沙に竜の爪を贈っていて、騙したとはいえ魔理沙には感謝している。
しかし作中では邪龍が「それでは私が成龍になったらまた会おう、恐らく数百年後になるがな」と発言しているため、ロスワの(この)魔理沙は『成龍となった邪龍に再会している=数百年以上の時を生きている』ことになり、とうに人間をやめている可能性が高い(余談だが東方ロストワードにおける小鈴の集中ショットとなっていて、魚拓から出現している)。
名前の「アストラ」はラテン語で「星」「星座」「天」を意味する名詞astrumの複数形。
テーマ曲の題名の「エボルブ/evolve」は「進化する」を意味するため、全部を日本語訳すると『進化する魔法』となる。原曲の題名「メイガスナイト/magus night」は日本語に訳すると『魔法使いの夜』となるが、竜言語の黒魔法剣士と初めて戦う場所は夜の砂浜である。
スペルカードはそれぞれ東方萃夢想のストーリーモードCPUスペカとして初登場した、符の参「マスタースパーク」と星符「ドラゴンメテオ」のアレンジ。いずれも竜の文字が付け加えられている。