俺にも、一緒に手伝わせてくれないか。君の……『召喚者』探し。
概要
CV:吉田真皐人→後藤ヒロキ/絵師:BomBom(Pixivアカウント)
学ランを着崩すことなくきっちり着込み、メガネをかけた少年。
主人公たちの通う高校、神宿学園の二年生で、主人公が「転校生」としてやってきたクラスの委員長である。
ゲーム内に登場する高伏ケンゴや薬師丸リョウタとは学友で、ケンゴとは幼馴染でもある。
リョウタが連れてきた主人公に一目惚れし、連絡先を交換するために手持ちのスマートフォンにアプリ「SUMMONS(サモンズ)」をインストールする。その結果、不気味な装丁の魔書の神器を手にした。
神器に起因する騒動を主人公と一緒に収束させてから距離を縮め、「転校生」としてやってくる前の記憶がない主人公を助けるために行動を共にするようになる。
口調は、真面目さの滲む固いもの。親しくない相手には敬語を使う。
一人称は、友人や同級生の間では「俺」だが、教師など目上の者と話すときは「僕」。
二人称も相手によって使い分け、特に親しければ呼び捨てや「お前」。そうでなければ「○○さん」「あなた」。ただし主人公は、呼び捨て以外では「君」と呼ぶ。
呼ばれるときは、ケンゴからは「シロウ」と呼び捨てだが、彼以外から名前で呼ばれることには慣れていないらしい。リョウタからは「委員長」と呼ばれている。
人物
とにかく生真面目で、集団の中の規則を重んじ、周囲にもそれを求める。そのため、自分勝手に行動する者(主にケンゴ)に対しては口うるさく説教する。
もちろん自分から規則を破るような真似はしないが、知らず知らずに違反してしまうと、責任感の強さゆえにとことん落ち込み引きずりまくる一面も。
また、知的好奇心が高く、学業の成績も上々。論理思考や推論も得意で、問題発生時には状況を的確に捉えて解決策を提示できる。
これらの性質のため、周囲からの信頼が篤い。
シナリオ内でも、腕っ節で突き進もうとするケンゴを引き止め、呑気にボケをかますリョウタにツッコミを入れ、ストーリーを引率してくれる(ついでに、プレイヤーの選択次第では、すけべな主人公にもリアクションする)。
しかし、「みんなのために」とはりきりすぎて空回りしてしまったり、探究心に身を任せて周囲が見えなくなってしまったりと、実は彼自身も結構暴走しがちだったりも...
主人公や学友と自分たちのギルドを立ち上げてからは、ギルドマスターたる主人公の参謀を自認し、行く先々で事件に巻き込まれるギルマスに手を焼きながらも、持ち前の知性でそれをサポートしていく。
プライベートでは、読書が趣味。これに関しては常軌を逸した思考と行動をとるほどの「本の虫」である。本ならなんでも読むと豪語するが、中でもオカルトや超常現象の類に心惹かれている。
なお、ゲーム中は主人公の肉体と性自認をプレイヤーが自由な組み合わせで設定できるが、どんな設定でもシロウは主人公に好意を寄せる。そのため、シロウの性的指向は一概には捉えられない可能性がある。
神器等
シロウの神器は、冒涜的な知識が記された魔書であり、アプリバトルでは魔書からさらに召喚したエビルたちを使役して戦う。
このエビルたちは、その辺のチンピラ程度なら難なく屠るくらいの強さだが、その一方でシロウ本人にはとても懐いている。シロウもエビルたちを半ばペットのように感じているようだ。
彼の神器の持つ力の本質は、知性によって世界を「開拓」し、ありとあらゆるものを繋ぐことである。それは、人間にとって繋がるべきでない異世界と東京を繋ぎ、冒涜的な存在を呼び出す可能性をも秘めている。
...もっとも、そんな冒涜的な存在の一部は、すでに東京に来ていろいろ楽しんでいたりするが...
自分が前線に出るときにはアプリバトルも行うが、戦略を練って仲間を指揮するのも得意。
また、お菓子のレシピらしき何かも記述されており、これとある人物の神器、エビルたちの「美味しくなーれ!!」という祈りが融合した結果、バレンタインがハーレム系三國無双と化した。
ゲーム内の性能
2017年9月現在、☆3(通常)、☆4(通常)、☆4(2017ヴァレンタイン)の3つのカードが公開されている。
☆3(通常) | ☆4(通常) | ☆4(2017ヴァレンタイン) | |
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二つ名 | 【真面目な委員長】 | 【屍書の解放】 | 【甘く優しき時間】 |
コスト | 8 | 16 | 16 |
属性 | 冥 | 冥 | 火 |
武器 | 魔法 | 魔法 | 魔法 |
CS名 | 屍書五狂(コズミックテラー) | (☆3(通常)と同じ) | 憧甘響口(コズミックテラー?) |
CS効果 | 敵に自属性・魔法ダメージ+敵に恐怖付与 | (☆3(通常)と同じ) | 敵に自属性・魔法ダメージ+周囲1マス内にHP回復 |
☆3(通常)
いつものシロウ。
HPとAtk(攻撃力)のバランスは、HP寄り。武器も、広範囲を攻撃できる代わりに与ダメージ倍率の低い「魔法」のため、総じてアタッカーには向かない。
一方で、サポートのスキルを多く習得する。敵には呪い(与ダメージ減となる状態)や恐怖(自発移動不可&毎ターンCP減の状態)のデバフを、仲間には弱体化状態の解除や奮起(ターン終了時にCP増の状態)を与えられる。特にデバフは、彼の武器が広範囲を攻撃できる「魔法」であるために、一度に多くの敵に付与できるため有用。
☆4(通常)
神器の力を暴走させ、正気を失ったシロウ。
パラメータはやはりHP寄り。レアリティが高い分各パラメータも高まっている。
習得するスキルは多くが☆3と同じだが、仲間に奮起を付与するスキルのみ、自分のCPを増やすスキルに置き換わっている。そのため、☆3よりは積極的な攻めができるが、逆にサポーターとしては☆3の方が適性がある。
☆4(2017ヴァレンタイン)
「い、いや、今来たばかりだよ。そう。全然待ったりしてないから」
ヴァレンタインのチョコ作りに励むシロウ。2017年のヴァレンタインイベントで限定配布された。
パラメータは、もはやHP偏重と言っていいほど極端。
スキル構成は大きく変わり、通常版と共通するのは呪い付与のみ。他には、仲間に対するHP回復と祝福(毎ターンHP回復の状態、要するにリジェネ)付与、そして自身に暴走(与ダメージ増&被ダメージ増の状態)付与のスキルを持つ。CSでもHP回復を担えるため、ヒーラーとして動きやすい。ただし、HP自体は高くても暴走によって被ダメージも大きくなるため、他キャラで防御力を高めるなど、補助が必要。
なお、このバージョンでの台詞(ボイス)は、どれも甘酸っぱく初々しいものばかり。戦闘中にもガンガン恋心をぶつけてくる(上の太字の台詞は、クエストの戦闘開始時のもの)。
関連タグ
クトゥルフ神話(神器等の元ネタ)