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東京王冠賞

とうきょうおうかんしょう

南関東公営競馬が大井競馬場で施行する地方競馬重賞。 かつての南関東牡馬三冠の三冠目。
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概要編集

南関東公営競馬が大井競馬場ダート1800mで施行されていた地方競馬重賞(SⅠ)。かつて大井競馬場で行われた南関東牡馬三冠のうちの1つであった。2001年廃止。


1964年に新設され、従来から行われていた羽田盃東京ダービーと南関東公営競馬の三冠競走が成立。全て大井競馬場で行われた。


施行距離は次のように変遷した。第1回~第3回、第33回~第35回が2000m。第4回~第16回が2400m。第17回~第32回が2600m。第36回~第38回が1800mとなっている。


南関東三冠の変遷編集

1995年以前は春に羽田盃と東京ダービーを行い、秋に東京王冠賞を行う「ヨーロピアンスタイル」と呼ばれる競走体系(イギリス、中央競馬に倣う)であったが、1996年から春に3競走全てを行う「アメリカンスタイル」に転換。羽田盃、東京王冠賞、東京ダービーという順序に変わった。


さらに大井競馬場は1999年、春三冠の後にジャパンダートダービーを7月に新設。この4競走を全て勝った馬は「四冠馬」と呼ばれることになるが、2001年にトーシンブリザードが「四冠」を達成したものの、1999年に3競走を勝ったオリオンザサンクス(東京王冠賞のみ3着)は三冠馬とは呼ばれなかった(変則三冠には当たるが)。


2001年をもって休止し、翌2002年にジャパンダートダービーを加えることで新しい南関東三冠を形成することとなった。ジャパンダートダービーは中央地方全国交流競走であるが、羽田盃と東京ダービーは依然として南関東所属馬限定競走なので、南関東に所属しない限り南関東三冠は得られない。


かつてはアングロアラブ系3歳馬による三冠競走(千鳥賞、アラブダービー、アラブ王冠賞)も行われていた。


2024年から新たなダート三冠が整備されるという一報を聞いた一部の競馬ファンからは東京王冠賞の復活を期待する声が上がった。しかし、蓋を開けてみるとジャパンダートダービーがジャパンダートクラシックに名称変更し、施行時期を10月に移動するというものだった為競馬ファン達の落胆と批判の声が大きかった。


東京王冠賞の復活は永遠にこないのだろうか…。


競走条件編集

出走資格:南関東所属馬サラ系3歳

負担重量:馬齢(牡馬56kg,牝馬54kg)

歴代優勝馬一覧編集

◇:四冠 ☆:三冠 二冠:★(羽は羽田盃、東は東京ダービー)


回数施行日優勝馬所属
第1回1964年ハロウエートツプ大井
第2回1965年ヒガシヒーロ川崎
第3回1966年カズサリユウ大井
第4回1967年ヒカルタカイ大井
第5回1968年ウエルスダイバー大井★東
第6回1969年チヤイナスピード大井
第7回1970年リユウトキツ川崎★東
第8回1971年ゴルドラツプ大井
第9回1972年サンコオーリキス大井
第10回1973年マルサンフアイヤ船橋
第11回1974年トドロキムサシ大井
第12回1975年ゴールデンリボー大井
第13回1976年プラスワン船橋
第14回1977年グツドボーイ大井
第15回1978年ハツシバオー大井
第16回1979年ダイドウスター大井
第17回1980年アズマキング大井
第18回1981年ニシキノボーイ船橋
第19回1982年ミサキネバアー大井
第20回1983年サンオーイ大井
第21回1984年ロツキータイガー船橋
第22回1985年チヨウヨオエース大井
第23回1986年ハナキオー大井
第24回1987年イナリワン大井
第25回1988年アエロプラーヌ大井
第26回1989年ロジータ川崎◇※
第27回1990年アーデルジーク大井
第28回1991年ハシルショウグン大井
第29回1992年グレイドシヨウリ大井★東
第30回1993年ブルーファミリー大井★羽
第31回1994年ドルフィンボーイ川崎
第32回1995年ツキフクオー大井
第33回1996年キクノウイン船橋
第34回1997年サプライズパワー船橋★東
第35回1998年ハカタビッグワン船橋
第36回1999年オペラハット船橋
第37回2000年アローウィナー大井
第38回2001年トーシンブリザード船橋◇※無敗

※ロジータは浦和桜花賞を勝利しているので変則四冠。

関連タグ編集

地方三冠

旧南関東牡馬三冠(ダート三冠)

羽田盃東京ダービー東京王冠賞


ジャパンダートクラシック(ジャパンダートダービー):現行の三冠目

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